歯科用語集
2019年7月28日

全身管理

「全身管理」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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分院長は、募集すれば来ると思っていませんか?――2院目の前に答えるべき採用の話
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分院長は、募集すれば来ると思っていませんか?――2院目の前に答えるべき採用の話

分院長は、募集すれば来ると思っていませんか?――2院目の前に答えるべき採用の話

1院目が軌道に乗った。次の物件も見つかりそうだ。あとは分院長を採用すれば、2院目を出せる――。その「あとは」が、いちばん難しいのかもしれません。1Dの分院展開をめぐる対談では、患者が来ない、歯科医師を採用できない、歯科衛生士を採用できない、という三つのリスクが挙がります。なかでも議論が熱を帯びるのが、分院長の採用です。診療を任せられ、医院も運営できる歯科医師。その人には、そもそも自分で開業する選択肢があるからです。医院を増やしたい側の都合だけで、人は集まらない。対談が突きつけるのは、出店計画の前提そのものです。その人は、なぜ自分で開業せずに分院長になるのか勤務医を一人増やすことと、分院を任せる人を見つけることは同じではありません。診療の腕があれば、それだけで理事長不在の医院が回るとは限らない。患者との関係、スタッフとの連携、日々の運営まで、任せたい範囲は広がります。ところが、そうした役割を担える人ほど、独立も選べる。対談では、分院長として活躍できる能力を持つ歯科医師を採る難しさが、この開業という選択肢との比較で語られています。ここを「給与を少し上げればよい」という話だけで済ませると、採用後にも同じ問題が残ります。入職時は条件に納得していても、経験を積んだ後に独立を選ぶかもしれないからです。対談でも、採用する難しさに続いて、高い給与を用意しなければ辞めてしまうという懸念が挙がります。もちろん、開業すれば必ず収入が増えるわけではありません。ここで読むべきなのは収入の優劣ではなく、候補者にも比較する相手と選択肢がある、という構図です。理事長が「この条件なら十分だろう」と考えることと、候補者が「ここで分院長を続けたい」と思うことには、距離があります。対談には、勤務医との関係づくりや、知人を通じた採用の話も出てきます。募集を出して待つだけでは人が見つからない。その切実さを示すエピソードです。ただし、会食や待遇の派手さをそのまま真似すれば採れる、という成功法則ではありません。院長が替わったら、患者との関係まで途切れてしまう分院長の問題は、採れた時点で終わりません。対談では、分院長を務めた経験のある登壇者が、在任中にメンテナンスへつなげようとしていた患者の流れが、後任の時期には続かなくなったと聞いた、という話をしています。退任後の状況は伝聞であり、この話だけで患者減少の原因を断定することはできません。それでも、分院運営の弱点を考える材料にはなります。理事長や一人の院長が頑張って築いた診療の流れは、担当が替わった後も維持できるのか、という問題です。患者が来なくなったとき、立地や広告を疑うのは自然です。しかし、院長の交代を境に運営が変わっていれば、新患を増やす施策だけでは埋められない穴があるかもしれません。次回の受診を誰が案内するのか。メンテナンスへの移行を、院内でどう共有するのか。これらは、エピソードを自院の運営へ置き換えるための編集部の問いです。一人の院長が分かっていれば回る医院と、その人が離れても回る医院。分院展開では、この差が表面に出ます。採用した院長の力量に期待するだけでは、交代のたびに運営を組み立て直すことになります。衛生士を採れなければ、診療計画も机上のままになるもう一つ、対談が繰り返し扱うのが歯科衛生士の採用です。登壇者の関わる医院では、長く勤める衛生士に残ってもらうため、給与や休みの条件を改善している一方、新たな採用は難しいという経験が紹介されます。さらに具体的なのが、衛生士の予約がメンテナンスで埋まると、歯科医師の診療補助を頼めず、院長が一人で対応することになるという話です。ユニットがあり、診療したい患者がいても、その時間に誰が何を担当できるかで、現場の動きは変わります。出店計画に「衛生士を採用する」と一行書くのは簡単です。しかし、採用できなかった場合に、理事長が補うのか、分院長が抱えるのか、予約の取り方を変えるのか。そのしわ寄せまで考えると、人員計画は物件や設備に付随する話ではなくなります。2院目の計画に、理事長が穴を埋め続ける余地はあるか対談は、目的のある分院展開そのものを否定していません。一方で、ただ規模を大きくしたいという発想には、冒頭から疑問を投げかけています。この記事の論点を出店計画へ戻すなら、先に具体化したいのは三つです。誰に何を任せるのか。その人がここで働く理由は何か。採用できない、あるいは辞めたときに、診療をどう続けるのか。候補者の名前も、任せる範囲も、欠員時の対応も曖昧なままでは、「2院目を持つ」という計画の中に、理事長が埋める仕事が隠れています。医院を増やした結果、自分の手間だけが増える展開を避けるには、物件の契約より先に、任せる相手と運営の引き継ぎを詰める必要があります。分院を出す判断と、分院を回せる判断は別です。次の一院を考えるなら、まず「あとは採用するだけ」の中身から見直してみてください。元動画を見る本記事は1D公式チャンネル「【歯科医院】分院展開後のトラブルを回避するには」の対談をもとに構成しました。YouTubeで元動画を開く
1D編集部
7時間前
そのバズ、通える患者に届いていますか?――歯科医院が再生数を追う前に考えること

そのバズ、通える患者に届いていますか?――歯科医院が再生数を追う前に考えること

動画の再生数は伸びた。フォロワーも増えた。ところが、新患の予約は思ったほど増えない。投稿をもっと面白くすればよいのでしょうか。それとも、そもそも見てほしい相手に届いていないのでしょうか。1Dの集患をめぐる対談では、地域の歯科医院が全国的にバズっても、来院にはつながりにくい場合があると指摘しています。話題になったかどうかと、その医院に通う人へ届いたかどうかは、違う話だからです。このずれはSNSだけに起きるものではありません。価格を下げて新患を増やす広告にも、出したままの看板にも、見栄えのよい数字や手応えを成果と取り違える落とし穴があります。全国に届く投稿が、近所の患者に届くとは限らない対談で挙がるのは、地方の一般歯科医院がSNSで全国的に話題になった場合と、都心で広い地域から患者を迎える審美・矯正の診療を打ち出す場合の違いです。同じ再生数でも、その後に起こり得る来院行動は同じではありません。日常の歯科診療を受ける医院を探している人にとって、通える場所にあることは大きな条件です。遠方で面白い動画を出している医院を知ったからといって、そこへ予約するとは限らない。一方、特定の治療を求めて遠方へ足を運ぶ人が対象なら、広く認知されることに意味が出てきます。つまり、動画内で否定されているのはSNSそのものではなく、誰に来てほしいのかを決めないままバズを目標にすることです。運用は大切でも、バズる必要があるとは限らない。この区別を飛ばして「再生数が足りない」と考えると、次の投稿も同じ方向へ進んでしまいます。対談には、1D自身のショート動画が大きく再生されたものの、届けたい歯科医師以外の視聴者が増え、期待する意味での成果にはつながらなかったという振り返りもあります。再生された事実はあっても、本来の相手が見ているとは限らない。自分たちの発信にも起きたずれとして語られている点が、この話の厳しさです。今月の新患が増えても、価格競争で消耗することはある二つ目の論点は、価格を前面に出す広告です。対談は、安価に提供することを一律に否定していません。規模や仕入れの工夫で価格を抑えられる場合もあり、患者にとって安く受けられる利点もある。そのうえで問題にしているのが、安さだけで選ばれ続けようとする競争です。価格が来院の決め手なら、さらに安い医院が出てきたとき、その患者がそちらを選ぶ可能性もあります。目の前の新患数は増えていても、その後の関係まで含めると、期待した成果になっていないかもしれない。対談では、この違いをLTV、つまり一度の来院だけでなく継続した関係で見る考え方として説明しています。「今月、何人来たか」は必要な数字です。ただ、それだけで広告の良し悪しを決めると、来院後に何が起きたかが抜け落ちます。ここから導けるのは、値下げが悪いという結論ではありません。価格以外に、患者がその医院を選び続ける理由を示せているか、という問いです。初回の反応だけを追うと、次の月も同じ価格訴求を強めることになりかねません。その繰り返しを続けられるのか。対談は、新患数が増えたという成功らしい結果にも、立ち止まって見る余地があると示しています。「なんとなく増えた」で、看板代を払い続けていないか三つ目は看板やチラシです。ここでも、アナログ媒体だから時代遅れだ、という話ではありません。問題は、出した後の効果が見えにくいまま、何となく継続されてしまうことです。対談で紹介される具体策は、QRコードのリンクに、どの看板やチラシから来たかを区別できる情報を付ける方法です。駅前の看板と別の場所の看板を同じURLにしてしまえば、どちらを見てアクセスしたのか分かりません。媒体ごとに入口を分ければ、少なくとも読み取られた後のアクセスを見分けられます。ただし、QRコードの読み取り件数が、そのまま来院数になるわけではありません。また、看板を見て後から医院名を検索する人も、QR経由の数字には入りません。これは計測を使う際に押さえたい限界です。数字が取れる部分と、取れない部分を分けて考える必要があります。対談でも、ホームページを見てもらうことが目的なのか、認知なのか、どこをゴールに置くかが話題になります。看板を出す前に何を期待するかを決めなければ、出した後に評価する物差しもありません。再生数ではなく、その次の行動まで説明できるか三つの施策に共通するのは、途中の反応だけで成果を判断しないことです。SNSなら見た人が誰なのか。価格訴求なら来院後にも選ばれるのか。看板なら何を目的に出し、どこまで確かめられるのか。自院のSNSに戻すなら、全国に面白がられる投稿を作る前に、来てほしい人が診療内容や医院の場所を理解し、受診を検討できる発信になっているかを見直せます。これは対談の問題提起を運用へ置き換えた編集部の整理です。再生数が多いこと自体は、失敗ではありません。ただ、その先を説明できないなら、次に増やすべきものが再生数なのかは分からない。バズった画面を眺めるだけでは、医院の予約表との距離は埋まりません。元動画を見る本記事は1D公式チャンネル「【歯科医師】患者獲得に失敗しているクリニックの原因」の対談をもとに構成しました。YouTubeで元動画を開く
1D編集部
7時間前
実際の診療をそのまま見学。「下顎埋伏智歯抜歯」のリアルな臨床を無料公開

実際の診療をそのまま見学。「下顎埋伏智歯抜歯」のリアルな臨床を無料公開

埋伏智歯抜歯は、多くの歯科医師が日常臨床で遭遇する処置の一つです。しかし、麻酔の進め方切開ラインの設計骨削除や歯冠分割の判断アシスタントとの連携術中の細かな手の動きこうした「実際の現場でしか分からないポイント」を学ぶ機会は意外と多くありません。今回は1Dプレミアムで人気の治療見学シリーズ「ちりょけん」から、『【治療見学】埋伏智歯抜歯(下顎右側第三大臼歯)』を期間限定で無料公開します。【動画】埋伏智歯抜歯(下顎右側第三大臼歯)クリックでいますぐ視聴できます。 編集された講義ではなく、「本当の診療」が見られる一般的なセミナー動画では、重要な場面だけが編集されていることが少なくありません。一方、この「ちりょけん」は診療室で実際に行われた治療をノーカットで収録。術前の患者説明から、浸潤麻酔下歯槽神経伝達麻酔切開・剥離骨削除歯冠・歯根分割抜歯縫合まで、一連の流れをそのまま確認できます。「なぜ今その操作をしたのか」「どのタイミングで器具を持ち替えるのか」そんな細かな判断まで、リアルな診療を通して学べます。4つの視点で治療を理解できるこのシリーズ最大の特徴は、視点を切り替えながら見学できることです。収録されているのは歯科医師目線アシスタント目線見学者目線(全景)マイクロスコープ映像の4アングル。術者の手元だけではなく、術野全体ポジショニングアシスタントワーク器具の受け渡しまで立体的に理解できます。普段セミナーでは見えない"診療室全体の動き"まで学べるのは、このシリーズならではです。実際に4つの視点に着目しながらご覧ください  今回の執刀医 今回は、竹ノ塚ヨシダ歯科口腔外科 院長 日本口腔外科学会認定 口腔外科認定医・専門医・指導医 吉田和正先生による下顎右側埋伏智歯抜歯を収録。豊富な臨床経験を持つ口腔外科専門医が、日常診療で実際に行っている手技を、そのまま見学できます。こんな先生におすすめ✔ 下顎埋伏智歯抜歯を基礎から見直したい✔ 麻酔や抜歯をもっとスムーズに行いたい✔ 切開・剥離・分割抜歯の実際を見たい✔ 経験豊富な口腔外科専門医の手技を見学したい✔ リアルな診療現場から学びたい「診療を見学する」ように学べるのが、1Dプレミアム 今回無料公開している動画は、1Dプレミアムで配信している人気シリーズ「ちりょけん」の一部です。1Dプレミアムでは、このほかにも外科処置根管治療補綴インプラント歯周治療小児歯科矯正など、幅広い分野の実際の治療を見学できる動画を多数配信しています。「講義だけでは分からない、実際の臨床を見たい。」そんな先生におすすめのコンテンツです。もっと臨床を見たい方へ今回ご紹介した動画以外にも、1Dプレミアムでは1,000本以上のセミナー・治療見学動画を配信しています。診療後の30分や週末の空き時間に、第一線で活躍する講師陣のリアルな臨床から学ぶことができます。気になる方は、ぜひ1Dプレミアムもチェックしてみてください。本記事から入会すると、実質初月無料分のAmazonギフト券12,000円分を贈呈しています。まずは試してみたい方も、お気軽に始められる特典となりますので是非ご利用ください。
1D編集部
2026年7月28日
【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

【速報】令和8年度診療報酬改定の骨子判明:歯科はプラス0.31%、物価高・賃上げへの「二段構え」の支援策が柱に

厚生労働省は、令和8年度(2026年度)診療報酬改定に向けた大臣折衝の結果および、中医協での検討資料を公表。今回の改定は、長引く物価高騰と医療現場での賃上げ要求に応えるため、過去に例を見ない複雑な改定率の設定と、補正予算を組み合わせた「重層的な支援」が特徴となる。本記事では歯科医師が注目すべき、改定のポイントと経営への影響をまとめる。1. 歯科改定率はプラス0.31%、全体では3.09%の大幅増令和8年度および9年度の2年度平均の診療報酬改定率は、全体でプラス3.09%(R8年度:+2.41%、R9年度:+3.77%)と決定した 。この内訳には賃上げ分や物価対応分が含まれている、それらを除いた各科固有の改定率において、歯科はプラス0.31%(医科:+0.28%、調剤:+0.08%)と、他科を上回る設定となっている。2. 物価高騰・賃上げへの具体的な評価方法今回の改定では、物価上昇への対応が「特別な項目」として設定される点が大きな変更点である。賃上げへの対応(+1.70%分):看護補助者や事務職員を含む幅広い職種のベア(令和8・9年度にそれぞれ3.2%)を実現するための措置が講じられる。物価上昇への段階的対応: 令和8年度以降の物価上昇分については、従来の初・再診料とは別に、「物価上昇に関する評価(特別な項目)」を新設し、段階的に引き上げる案が示されている 。経営環境悪化への緊急対応(+0.44%分): 令和6年度改定以降の経営悪化分については、令和8年度の初・再診料等の評価に含める形で対応される 。3. 【注目】令和7年度補正予算による「32万円」の現金給付診療報酬改定に先立ち、令和7年度補正予算において、医療機関への直接的な支援が行われる。歯科診療所(無床)1施設あたり合計32.0万円の支援額が設定された 。賃金分:15.0万円物価分:17.0万円この支援は、診療報酬による評価が本格化するまでの間の経営を支えるための「基礎的支援」として位置づけられている 。4. 入院・外来および患者負担への影響入院料の再編:病院や有床診療所における入院料についても、物価上昇分を反映させるための新たな評価体系が検討されている。患者負担の増:入院時の食費基準額が1食あたり40円、光熱水費基準額が1日あたり60円引き上げられる方針である。今後の展望:経済動向による「再調整」の可能性今回の改定率は、今後の経済・物価動向を注視する形となっており、実際の物価が想定を超えて変動した場合には、令和9年度にさらなる調整を行う「特例的な対応」の可能性も残されている。歯科医院経営においては、これらの新設される項目や補正予算による支援を確実に享受しつつ、スタッフの賃上げ原資をどう確保していくかが、次期改定の最大の焦点となる。資料出典:厚生労働省「中医協 総-1 8.1.9 物価対応について(その1)」 重要なのは制度を知って、どこを目指すのかただ制度を知るだけでなく、「自院がどこを目指すのか」を明確にすることが重要だ。1Dプレミアムでは、経営・開業ジャンルのセミナーが豊富にある。自院の運営について悩んでいる方は是非チェックしていただきたい。本記事閲覧者へ視聴おすすめセミナー・それぞれのコンセプト、それぞれの考え方を深掘り、歯科医院経営の成功法則を導き出すインタビュー<The 1 Dentist>・理想的な収益システムを学ぶ<売上も利益も最大化させる最強施設基準セット>1Dプレミアムでは経営者の実例を知り、制度を活かした運営ノウハウがまとまっている。月額9,800~(税込)の有料サービスではあるが、12,000円キャッシュバックを本記事経由で提供しているためまずはリスクゼロで試していただきたい。
1D編集部
2026年1月17日
【1Dのセミナーログ】将来、豊かで安心したライフプランを描くために

【1Dのセミナーログ】将来、豊かで安心したライフプランを描くために

将来、豊かで安心したライフプランを描くために――「普通の歯科医師」のお金の現実から考える、資産形成の第一歩1月の年明けは、「今年こそ将来のことをちゃんと考えたい」「このままで本当に大丈夫なのだろうか」 そんな気持ちが自然と湧き上がるタイミング。臨床や経営には真剣に向き合ってきた一方で、 お金・資産・ライフプランについては、 どこか「後回し」にしてしまっていないだろうか。今回ご紹介するのは、 今、多くの歯科医師から注目を集めているセミナー 『「普通」の歯科医師は、何歳でどれほどのお金をもらっているのか?』。この記事では、セミナー内容の一部をもとに、 歯科医師のリアルな年収・資産データと、なぜ今“金融リテラシー”が重要なのかを整理していく。歯科医師の平均年収は、実は一様ではない「歯科医師は高収入」 そう言われることが多い職業だが、年齢やキャリアによって、収入の推移は大きく異なる。セミナー内で紹介されている参考指標では、以下のような傾向が示されている。・45〜49歳:平均年収 約1,254万円・50〜54歳:平均年収 約1,085万円一見すると、50代で年収が下がっていることに違和感を覚えるかもしれない。 これは、開業タイミングで初年度に一度年収が下がるケースが影響していると考えられている。もちろん、すべての先生に当てはまるわけではない。あくまで「参考指標」にはなるが、自分の現在地を客観的に見る材料として、知っておく価値は十分にある。年代別に見る、歯科医師の資産形成の目安収入だけでなく、「実際にどれくらい資産を持っているのか」も気になるポイントではないだろうか。セミナーでは、年代別の資産目安についても触れられている。20代|貯蓄 0〜500万円奨学金返済の影響が大きく、 ほとんど貯蓄ができていないケースも珍しくない。30代|数百万円〜1,000万円台勤務医が中心の世代。 年間の貯蓄額が比較的多い先生がいる一方で、住宅購入・子育てといったライフイベントで支出も増えやすい時期。40代|1,000万〜3,000万円前後金融資産の期待値・実績は30代より増加。 一方で、教育費のピークを迎え、一時的に貯蓄が減るケースもあると報告されている。興味深いのは、「自分の子どもには歯科医師になってほしい」と考える先生が多い点。この価値観が、教育費のかけ方にも影響しているようだ。50代|3,000万〜6,000万円(人によっては1億円超)投資や資産の蓄積が進みやすい年代。ここまで来ると、若い頃の意思決定の差が数字としてはっきり表れ始める。なぜ、資産形成に差がつくのか?では、同じ歯科医師でもなぜこれほど資産に差が生まれるのか。セミナーで強く投げかけられている問いが、「日本人は、お金を働かせていない」。事実として、・日本人の金融知識はアジアで最下位レベル・1990年〜2014年の金融資産成長率米国:約4倍日本:約1.6倍というデータが示されている。金融知識の有無が、そのまま資産差として表れていると言っても過言ではない。金融リテラシーが低いことで起こる“見えない損失”お金について学ばないことは、「何もしないから安全」という話ではない。実際には、以下のような見えない損失が積み重なっていく。・節税をしないことで支払う余分な税金・資産運用をしないことによる機会損失 ・保険を学ばずに払い続けるムダな保険料 ・株式を知らないことで発生する高額手数料や損失 ・融資を理解しないことで支払う余分な利息 ・不動産知識不足による過剰な負債 ・お金の知識不足による詐欺被害 「知らなかった」だけで、本来守れたはずのお金が静かに失われていく。 これが、最も怖いリスクかもしれない。“普通の歯科医師”を知ることが、将来の安心につながるこのセミナーでは、FPコンサルティング代表取締役の岡崎謙二先生が、勤務医・開業医の年代別平均年収 開業費用・借入額の実態住宅ローン・保険の考え方資産形成・投資・リスクマネジメントの基本 を、数字とデータに基づいて解説。「お金の話を誰にも聞けない」「将来が漠然と不安」そんな先生にこそ、感覚ではなく現実的な指標を持つことの大切さを伝えてくれる60分である。年明けの今だからこそ、一度立ち止まって考えてみるのはいかがだろうか?忙しい日常の中で、ライフプランや資産形成について腰を据えて考える時間は、意外と取れないもの。だからこそ、意識が前向きになりやすい“年明け”というタイミングに、一度、自分の将来と向き合ってみてはいかがだろうか。
1D編集部
2026年1月10日

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