ビフィドバクテリウムとは?
ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium属)とは、菌の属のひとつで、グラム陽性桿菌に属する。
ビフィドバクテリウムの病原性
日和見感染に関与し、混合感染部位から分離されることはあるが、ビフィドバクテリウムに病原性はないと考えられている。しかし、B.dentiumは口腔常在菌で、しばしばデンタルプラークや軟化象牙質から嫌気的に分離されるため、ビフィドバクテリウムとう蝕との関係が示唆されている。
実際に、エナメル質齲蝕ではミュータンス菌連鎖球菌群が優勢であるが、象牙質齲蝕ではグラム陽性枠菌群であるActinomyces,Lactobacillus、Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム)などが軟化象牙質部分から優勢に分離されることが知られている。
象牙質はエナメル質より有機質が多いため、有機質を分解する酵素が必要なため、ビフィドバクテリウムのようなグラム陽性桿菌が優勢になるとも言われている。
根尖病巣からビフィドバクテリウムが分離される割合は1%以下であることが知られている。つまり根尖病巣にはビフィドバクテリウムは寄与しにくいと考えられる。
一方で、ラクトバチルス属とともに、免疫活性九進作用など、ヒトの健康促進に寄与する腸内細菌叢構成因子として、プロバイオテクス分野での応用が進められている。
実際に、エナメル質齲蝕ではミュータンス菌連鎖球菌群が優勢であるが、象牙質齲蝕ではグラム陽性枠菌群であるActinomyces,Lactobacillus、Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム)などが軟化象牙質部分から優勢に分離されることが知られている。
象牙質はエナメル質より有機質が多いため、有機質を分解する酵素が必要なため、ビフィドバクテリウムのようなグラム陽性桿菌が優勢になるとも言われている。
根尖病巣からビフィドバクテリウムが分離される割合は1%以下であることが知られている。つまり根尖病巣にはビフィドバクテリウムは寄与しにくいと考えられる。
一方で、ラクトバチルス属とともに、免疫活性九進作用など、ヒトの健康促進に寄与する腸内細菌叢構成因子として、プロバイオテクス分野での応用が進められている。
ビフィドバクテリウムの形態
ビフィドバクテリウム属はきわめて多形性を示し、V字型、Y字型のほか彎曲した形態をとるが、長い菌糸状になることはない。凝集した菌体は、星状や柵状を呈する。非抗酸性で運動性は陰性である。