歯科用語集
2022年3月15日

DMFT

「DMFT」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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DMFTとは?

DMFT(DMFT指数、一人平均DMF歯数)とは、う蝕の状況を疫学的に表す指標です。歯種・歯面により齲蝕に対する感受性が異なるため、人単位で示すだけでなく、歯および歯面という単位で示す必要があるため、DMFTという概念ができました。また、う蝕は一度罹患すると元に戻らないため、う蝕経験という概念を用いて表現します。
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DMFがそれぞれどの歯を指すか?

DMFのDは「decayed」の略で未処置齲蝕を指します。修復物の破損、脱落もこれに含まれます。
DMFのMは「missing」の略で齲蝕をを原因とする喪失歯を指します。歯周病や外傷、矯正での便宜抜歯といった、齲蝕以外での喪失はこれに含まれません。
DMFのFは「filled」の略で齲蝕のために処置された歯を指します。健全歯を支台歯にしたブリッジの支台歯はこれに含まれません。
DMFT指数は被験者のDMF歯の合計を被験者数で割ったものです。

世界のDMFT

12歳児の1人平均DMFTは欧米先進国では減少し、発展途上国では増加していることがわかっています。 日本は1980年以降減少してきています。




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