歯科用語集

2022年03月16日

キュレットタイプスケーラー

「キュレットタイプスケーラー」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

キュレットタイプスケーラーとは

キュレットタイプ(鋭匙型)スケーラーは、歯周基本治療のスケーリング・ルートプレーニングの際に用いられる手用スケーラー5種類のうちの一つです。その他の手用スケーラーは刃部の形態により、シックルタイプ(鎌型)、ホウタイプ(鍬型)、ファイルタイプ(やすり型)、チゼルタイプ(のみ型)の4種類が存在しています。キュレットタイプスケーラーが使用されるのは、主に歯肉縁上と歯肉縁下のスケーリング・ルートプレーニングです。

キュレットタイプスケーラーの刃部の種類

キュレットタイプスケーラーは、両側に刃がある「ユニバーサルタイプ」と、刃部の片則のみに刃がある「グレーシータイプ」の2種類が存在しています。


  • ユニバーサルタイプ
一本のスケーラーですべての歯種と歯面に使用でき、刃の角度は第1シャンクに対し90度になっています。刃は両側についており、刃部は直線の形態をとっています。

  • グレーシータイプ
グレーシータイプは両頭に刃部が存在し、両頭の刃部それぞれ形態が異なった7本組で用います。14種類の刃部それぞれを全歯面の形態に適合させて用います。グレーシータイプは第1シャンクに対し70度の角度がついており、刃部は湾曲の形態を取っています。
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