根管通過法とは?
根管通過法とは、根管内から瘻管を経由して瘻孔から生理食塩水・0.1%アクリノール液・0.5%クロラミン液などの洗浄用薬液を排出させ、根尖病巣を洗浄する術式のことをいいます。根管通過法は感染根管治療の補助的療法のひとつとして用いられています。
根管通過法の術式
根管通過法は、下記の術式・手順で行われます。
- 洗浄針を根管内に挿入する
- 根管内に挿入した洗浄針から洗浄液を注入する
- 洗浄を繰り返す
- 洗浄を繰り返した後、根管乾燥を行う
- 根管貼薬を行う
- 窩洞形成や覆髄処置を行ったあとの歯面の印象採得後から修復物が完成するまでの期間、あるいは感染根管治療を行なっている途中の根管を次の治療までの期間など歯科臨床ににおいて一時的に細菌や汚染物質、唾液などの侵入を防止するために封鎖が必要な場面は多々あります。そのような場面で一時的な封鎖(仮封)を行うために用いられる材料を仮封材といいます。">仮封材と呼びます。仮封は最低でも3mm~4mmの厚みを持たせた方が感染根管治療の予後が良いとされます。なお、仮封は英語でtemporary sealingといいます。">仮封を行う
- 経過を観察する