ペリクル

「ペリクル」とは?歯科用語を解説
2020年02月20日

ペリクルとは?

ペリクルとは、歯面にある唾液由来のタンパク質が付着した有機性被膜である。ペリクルは獲得被膜とも呼ばれる。
ペリクルに含まれるタンパク質の主な成分は高プロリンタンパク質やムチンである。他にはアルブミン、アミラーゼ、リゾチーム、ラクトフェリンなどの唾液由来タンパク質や細菌由来成分が含まれる。



ペリクルの形成

機械的な研磨などでペリクルを除去しても研磨面にただちに唾液タンパク質が付着し、きわめて短時間で新たなペリクルが形成される。

ペリクルの作用

ペリクルには熱や酸から歯面を守るバリアーとして物理的に歯面を保護する働きがあるが、他方、初期デンタルプラークを形成する早期定着細菌のレセプターを提供し、デンタルプラーク形成の足がかりともなる。

ペリクルに付着する細菌

ペリクルに付着する細菌は早期定着細菌(early colonizer)と呼ばれる。早期定着細菌には以下のような細菌がある。
  • Streptococcus gordonii
  • Streptococcus oralis
  • Streptococcus sanguinis
  • Actinomyces naeslundii
  • Actinomyces viscosus



「ペリクル」の文献・書籍など

【読み】

ぺりくる

【文献・書籍】

『口腔微生物学 第6版』, 石原和幸ら, 株式会社学建書院, 2018.