BOP(Bleeding On Probing / プロービング時の出血)とは?
BOP(Bleeding On Probing)とは、プロービング時に認められる出血のことです。BOPは歯肉の炎症の徴候として初期に出現するものであり、BOPの有無は歯周病の活動性を評価する上で重要な臨床症状とされています。
BOP(プロービング時の出血)の診査方法
歯周プローブやポケット短針でプロービングをしてから、30秒以内に歯肉からの出血が認められた場合に、BOP(+)と判定します。プロービングによる歯周ポケットの測定部位のうちBOP(+)であった割合を算出することで、全顎における歯肉炎症の広がりを確認することができます。
全顎的にBOP(+)の部位が増えている場合は、ストレスや免疫力の低下が影響していることも考えられるため、問診が重要となります。BOPの他に歯肉の炎症を診査する症状としては、歯肉の発赤や腫脹が挙げられます。