クワドヘリックス

「クワドヘリックス」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年11月14日

クワドヘリックスとは?

クワドヘリックスとは、上顎歯列の側方拡大を目的とした矯正装置である。一般的にクワドヘリックスの試用期間は2〜6ヶ月間である。下顎歯列の拡大にはバイヘリックスを使用することもある。

クワドヘリックスは、上顎大臼歯にバンドを取り付け、0.9mmのワイヤーを使用したものである。ワイヤーには4個のヘリカルループを付与している。ヘリカルループを付与することにより、拡大時に弾力が得られる。ヘリカルループやワイヤーが粘膜に陥入したり、舌に圧痕を生じたりしやすいため、口蓋形態に注意しながら装置の作製を行うことが重要である。




クワドヘリックスの適応

クワドヘリックスは混合歯列期〜永久歯期で適応される。クワドヘリックスは上顎歯列弓の狭窄・第一大臼歯の近心捻転などを改善するために用いられる。

クワドヘリックスの作用

クワドヘリックスの作用は、主に臼歯部の頰側方向への傾斜移動である。

患者が若年者の場合は、正中口蓋縫合の離開も期待できる。そのため、クワドヘリックスでは緩徐拡大法と急速拡大法の中間的作用を持つとも言える。



「クワドヘリックス」の文献・書籍など

【読み】

くわどへりっくす

【文献・書籍】

『新しい歯科矯正学』,新井一仁ら,株式会社永末書店,2000

著者/監修者情報

歯科医師

1992年、千葉県生まれ。鶴見大学歯学部在学中から個人でアプリ開発やWeb制作を行う。歯科医師国家試験の対策アプリを開発し、新卒歯科医師の7割超が利用するまで成長させる。2016年に歯科医師免許を取得。東京歯科大学大学院博士課程に進学後は、医事・衛生法規や歯科医療管理、社会保障制度など歯科保健医療が抱える種々の問題について専攻。同大学院中退後の2017年に当社創業。

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