ターミナルプレーンとは?
ターミナルプレーンとは、上下顎第二乳臼歯(E)遠心面の近遠心的位置関係のことを指します。第一大臼歯が萌出する際の誘導面となるため、永久歯列期における第一大臼歯の近遠心的位置関係に影響を与えます。ターミナルプレーンが垂直型で霊長空隙が存在すると、第一大臼歯は正常な咬合関係を獲得することが多いとされます。
ターミナルプレーンの分類
ターミナルプレーンは、以下に記す3つのタイプに分けることができます。
- バーティカルタイプ(垂直型)
- メジアルステップタイプ(近心階段型)
- ディスタルステップタイプ(遠心階段型)
それぞれのターミナルプレーンのタイプについて、下記で詳しく解説します。
バーティカルタイプ(垂直型)
ターミナルプレーンのタイプのうちバーティカルタイプ(vertical tyle or flush terminal plane)は、垂直型とも呼ばれます。
上下顎の第二乳臼歯の遠心面の位置関係が、近遠心的に一致しているタイプです。
日本人のターミナルプレーンはバーティカルタイプが7割程度を占めており、最も多いです。
上下顎の第二乳臼歯の遠心面の位置関係が、近遠心的に一致しているタイプです。
日本人のターミナルプレーンはバーティカルタイプが7割程度を占めており、最も多いです。
メジアルステップタイプ(近心階段型)
ターミナルプレーンのタイプのうちメジアルステップタイプ(mesial step type)は、近心階段型とも呼ばれます。
上顎第二乳臼歯の遠心面と比べて、下顎第二乳臼歯の遠心面が近心にずれているタイプです。
上顎第二乳臼歯の遠心面と比べて、下顎第二乳臼歯の遠心面が近心にずれているタイプです。
ディスタルステップタイプ(遠心階段型)
ターミナルプレーンのタイプのうちディスタルステップタイプ(distal step type)は、遠心階段型とも呼ばれます。
上顎第二乳臼歯の遠心面と比べて、下顎第二乳臼歯の遠心面が遠心にずれているタイプです。
上顎第二乳臼歯の遠心面と比べて、下顎第二乳臼歯の遠心面が遠心にずれているタイプです。