Angleによる不正咬合の分類

「Angleによる不正咬合の分類」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年12月05日

Angleによる不正咬合の分類とは?

Angleによる不正咬合の分類とは、1899年にEdward H Angleが提唱した上下顎歯列弓の近遠心的関係の分類である。Angleによる不正咬合の分類は簡便で再現性も高いため、臨床的に頻用されている分類である。
Angleによる不正咬合の分類の考え方の根底にあるのは、上顎第一大臼歯の位置が咬合の鍵であると考える、上顎第一大臼歯の位置普変説である。




Angleによる不正咬合の分類の診査法

Angleによる不正咬合の分類では、上顎第一大臼歯および下顎第一大臼歯の咬合関係を診査する。

Angleによる不正咬合の分類:Angle Ⅰ級

Angleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅰ級とは、上下顎第一大臼歯が正常な位置関係にあるものをいう。
頬側面から見て、上顎第一大臼歯の近心頬側咬頭の三角隆線が下顎第一大臼歯の頬面溝と咬合しており、舌側面では上顎第一大臼歯の近心舌側咬頭が下顎第一大臼歯の中央窩に咬合する時に、Angle Ⅰ級すなわち正常であると判断できる。


Angleによる不正咬合の分類:Angle Ⅱ級

Angleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅱ級は、下顎遠心咬合である。Angleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅱ級は、Angle Ⅱ級1類とAngleⅡ級2類に分けることができる。
Angleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅱ級は、AngleⅡ級1類とは、上顎第一大臼歯よりも下顎第一大臼歯が半咬頭以上遠心にあり、上顎前歯が唇側傾斜あるいは転位しているものをいう。
一方でAngleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅱ級は、Angle Ⅱ級2類は、上顎第一大臼歯よりも下顎第一大臼歯が半咬頭以上遠心にあり、上顎前歯が舌側傾斜あるいは転位しているものをいう。


Angleによる不正咬合の分類:Angle 3級

Angleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅲ級は、下顎近心咬合である。Angleによる不正咬合の分類におけるAngle Ⅲ級は、上顎第一大臼歯よりも下顎第一大臼歯が半咬頭以上近心にある咬合のことをいう。





「Angleによる不正咬合の分類」の文献・書籍など

【読み】

あんぐるによるふせいこうごうのぶんるい

【文献・書籍】

著者/監修者情報

歯科医師

1992年、千葉県生まれ。鶴見大学歯学部在学中から個人でアプリ開発やWeb制作を行う。歯科医師国家試験の対策アプリを開発し、新卒歯科医師の7割超が利用するまで成長させる。2016年に歯科医師免許を取得。東京歯科大学大学院博士課程に進学後は、医事・衛生法規や歯科医療管理、社会保障制度など歯科保健医療が抱える種々の問題について専攻。同大学院中退後の2017年に当社創業。