垂直加圧充填とは?
歯内治療における根充方法のうちの一つで、プラガーでガッタパーチャ材を根尖方向に充填する充填方法です。緊密な封鎖を得ることができますが、技術が高度であり側方加圧充填法ほどメジャーな方法ではありません。
垂直加圧充填の術式
垂直加圧充填では、根管の先端から約1mm手前で把持されるガッタパーチャポイントにシーラーをつけ、根管壁にシーラーを塗布しながら、根管に挿入します。熱した器具(ヒートキャリアなど)でガッタパーチャポイントを根管口部で焼き切ります。そして根管よりもやや細めのプラガーで軟化したガッタパーチャポイントを根尖方向に圧接します。このガッタパーチャポイントを軟化させ、圧接するという操作をプラガーが根管先端1/3に達するまで繰り返します。
垂直加圧充填では軟化したガッタパーチャポイントは圧接とともに少しづつ除去されるため、プラガーは深部まで到達することができ、軟化した根管先端側のガッタパーチャポイントは根管に緊密に充填されます。
垂直加圧充填では軟化したガッタパーチャポイントは圧接とともに少しづつ除去されるため、プラガーは深部まで到達することができ、軟化した根管先端側のガッタパーチャポイントは根管に緊密に充填されます。