歯科用語集
2022年4月19日

Blackの窩洞分類

「Blackの窩洞分類」とは?歯科用語の解説と症例を紹介

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Blackの窩洞分類とは?

Blackの窩洞分類とは、1895年にアメリカ合衆国のノースウエスタン大学の歯科医師であるグリーン・バーディマン・ブラック(Greene Vardiman Black; G. V. Black)が提唱した窩洞の分類のことを指します。Blackの窩洞分類では、う蝕の好発部位と修復時の技術的な特性から、窩洞を1~5級の5つに分類しています。
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Blackの窩洞分類:1級窩洞(Class 1 cavity)

Black窩洞分類の1級窩洞とは、臼歯の咬合面、小窩裂溝、前歯の小窩に限局する窩洞や、大臼歯の頬側および舌側溝に限局または咬合面小窩裂溝と連続する窩洞を指します。

Blackの窩洞分類:2級窩洞(Class 2 cavity)

Black窩洞分類の2級窩洞とは、小臼歯、大臼歯の隣接面における窩洞のことを指します。

Blackの窩洞分類:3級窩洞(Class 3 cavity)

Black窩洞分類の3級窩洞とは、前歯の隣接面窩洞で切端隅角を含まない窩洞のことを指します。

Blackの窩洞分類:4級窩洞(Class 4 cavity)

Black窩洞分類の4級窩洞とは、前歯の隣接面窩洞で切端隅角を含む窩洞のことを指します。

Blackの窩洞分類:5級窩洞(Class 5 cavity)

Black窩洞分類の5級窩洞とは、歯冠の唇側、頬側、舌側の歯頸側3分の1における窩洞のことを指します。

なお、Blackの5つの分類にDavisが6番目の窩洞分類として臼歯部咬合面や前歯切縁の大きな窩洞を追加した。
しかし、歯頸部に生じたくさび状欠損や歯根面の窩洞は、Blackの分類では記載がない。

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