歯内歯とは?
歯内歯とは、舌側面の陥凹が深く潜り込むようになった形態で、外側が象牙質、内側がエナメル質となっています。歯内歯は内反歯、陥入歯とも呼ばれます。歯内歯と同様の歯の形態異常で「盲孔」があるが、盲孔が発達したものが「歯内歯」と言われています。盲孔と歯内歯では、形態変化の程度が異なります。歯内歯の好発部位で、上顎側切歯に出現することが多く、う蝕のリスク因子となります。
歯内歯の成因
歯内歯は、歯の発生過程において、歯胚がエナメル質を形成する際に内エナメル上皮の一部が歯乳頭(歯胚の間葉細胞が凝集した部分で最終的に象牙質と歯髄になる)内に侵入し増殖することで生じると考えられています。