アクリル系印象材

「アクリル系印象材」とは?歯科用語を解説
最終更新日: 2021年06月14日

アクリル系印象材とは?

アクリル系印象材とは、精密印象に使われる材料のうちの1つである。アクリル系印象材では粉と液を練和する。ポリマーが膨潤し、溶解して流動性を呈しゲル化する。

アクリル系印象材は暫間軟質リライン材の一種で、使用義歯の粘膜面にリラインして義歯を使用させながら、床下粘膜と辺縁胴体を記録することができる。またアクリル系印象材では、ティッシュコンディショニングを兼ねて印象採得を行うことができる。

アクリル系印象材では時間の経過とともに可塑剤が溶出し、アルコールが揮発し、次第に硬化する。そのため印象採得は粘弾性を有する1〜2日の間に行う。動的印象(ダイナミック印象)とも呼ばれる。

アクリル系印象材の組成

アクリル系印象材は以下から成る。
  • 粉末
    • ポリエチレンメタクリレート(PEMA)とブチルメタクリレートの共重合体
    • エチルアルコール
    • 可塑剤

「アクリル系印象材」の文献・書籍など

【読み】

あくりるけいいんしょうざい

【文献・書籍】

『無歯顎補綴治療学 第2版』, 平井敏博ら, 医歯薬出版株式会社, 2009.

著者/監修者情報
歯科医師

1992年千葉県生まれ。鶴見大学⻭学部歯学科卒業後、⻭科医師免許を取得。学生時代から個人でアプリやWebサービスの開発を行う。東京⻭科大学大学院博士課程中退。2017年にワンディー株式会社を創業。