小児歯科診療において、恐怖心から泣いてしまうお子さんや、なかなか口を開けてくれない患者への対応に苦手意識を抱く医療者は少なくありません。
小児の心理状態や発達段階は一人ひとり異なり、現場の対応次第では診療が長時間化するだけでなく、歯科に対する強い苦手意識を残してしまうリスクも存在します。
書籍や論文等で基礎知識を学んでも、実際の臨床で「どのようなタイミングでどんな言葉をかけるべきか」「いかに恐怖感を減らして行動誘導を行うか」を実践へ落とし込むのは容易ではないのが現状です。
だからこそ、単に対症療法的な接遇を行うのではなく、小児の情動発達や生活背景を踏まえた明確なアプローチの軸を持つことが重要となります。
本セミナーでは、「小児のコミュニケーション実践論」をテーマに、子どもと保護者が安心して通える環境づくりのポイントについて、日本歯科専門医機構認定・小児歯科専門医の藤岡 万里先生に解説いただきます。
講義では、子ども・保護者・歯科医療従事者という「3者」の関係性や、小児の発達特性に応じた基本的な接し方を整理。
Tell-Show-Do法の具体的なアプローチや、音・ライト・器具といった歯科独特の刺激に対する配慮など、診療をスムーズに進めるための行動誘導のテクニックについても解説されます。
さらに、母子健康手帳から生活背景や成長記録を読み解く活用法、家庭での安全管理や最新のフッ化物応用、保護者との信頼関係を築くコミュニケーション法を中心に紹介。
小児診療における不安全般を解消し、子どもと保護者から信頼されるサポート体制を整えたいスタッフに最適のセミナーです。
こんな方におすすめ
👉 小児患者の不安を和らげる声かけやTell-Show-Doの実践法を学びたい
👉 診療を安全かつスムーズに進めるための行動誘導や環境調整のポイントを知りたい
👉 母子健康手帳の活用法を含め、保護者との適切なコミュニケーション技術を身に付けたい
講義目次
小児歯科における「3者」の関係性と発達・心理の基礎理解
恐怖心を引き起こす要因と対応のアプローチ方針
Tell-Show-Doの実践法とスムーズな行動誘導のポイント
母子健康手帳の活用と保護者への情報提供・支援
子どもと保護者が安心して通える診療環境づくりの実際
講師
昭和大学 歯学部 兼任講師(小児成育歯科学講座)、医療法人緑生会あびこクリニック歯科勤務。昭和大学附属横浜市北部病院歯科・歯科口腔外科(非常勤講師、マタニティ歯科・赤ちゃん歯科学級担当)昭和大学附属江東豊洲病院歯科・歯科口腔外科(マタニティ歯科・赤ちゃん歯科学級担当)。昭和大学歯学部卒業後、同大学歯学部 小児歯科学分野 助手、非常勤助手、東京都立小児療育病院勤務(非常勤)、医療法人社団聖母会まさえ歯科クリニック(埼玉県)勤務、東京都非常勤医員を経て現職。