小児の治療を円滑に進めるコツは「痛くない麻酔」にあります。
一度でも痛い思いをするとその日の治療だけでなく、後日の治療に強い抵抗を示す小児は珍しくありません。
近年では、疼痛を与えないために重要とされる「そっと優しく・ゆっくり・強圧を与えない」の3点に焦点を当てたGSL法に注目が集まっております。
GSL法はただ痛いに留まらず小児に注射を見せずに行うため「そもそも注射が嫌」と拒否されることもありません。
このセミナーでは「痛くない小児への麻酔(GSL法)」をテーマに、小児患者の恐怖心を軽減し、安心して治療を受けられるための麻酔テクニックを体系的に日本大学松戸歯学部歯科麻酔科教授の山口秀紀先生に解説していただきます。
局所麻酔による医療事故や過量投与のリスクにも触れ、安全面に配慮した投与設計、針刺入時の工夫、疼痛コントロールの最新知見を紹介していただきます。
さらに、子どもの心理的反応への理解と、信頼関係を築くコミュニケーションのコツについても言及していただきます。
「痛くない」だけでなく、「また来たい」と思ってもらえる小児歯科麻酔を目指す方におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 小児への局所麻酔のポイントが知りたい
👉 痛くない・怖くない麻酔の方法が知りたい
👉 小児歯科に力を入れている
講義目次
GSL法の基本手順と臨床応用
痛みを感じさせない局所麻酔の実践法
小児の恐怖心への対応と心理的アプローチ
局所麻酔の使用量と安全管理
トラブル事例から学ぶ医療事故防止
安全・安心な小児麻酔のためのチーム対応
講師
日本大学松戸歯学部歯科麻酔科教授。日本大学松戸歯学部歯学科卒業。著書・講演に「痛くない麻酔注射に配慮しています!」「口腔インプラント治療指針2024」など多数。