歯周病を「ポケットの深さ」や「出血の有無」だけで評価していませんか?
近年、歯周炎症を定量的に“面積”として評価する指標「PISA(Periodontal Inflamed Surface Area)」が注目を集めています。
このセミナーでは「PISA(歯周炎症表面積)を用いた歯周組織評価」をテーマに、PISAの概念と算出方法をわかりやすく解説し、臨床的な活用法を実例を交えて大阪大学大学院歯学研究科予防歯科学講座特任教授の天野敦雄先生に解説していただきます。
PISAを使うことで、治療前後の炎症変化を客観的に可視化でき、患者説明・動機づけにも強力なツールとなります。
また、歯周病因論の理解を深め、バイオフィルムの病原性と炎症面積との関係を科学的に整理していただき、さらに、PISA値の改善につながる次世代型オーラルケア製品にも言及。
日常臨床での応用と今後の展望をお伝えします。
こんな方におすすめ
👉 歯周治療の成果を定量評価したい
👉 歯周病の新しい評価基準について学びたい
👉 全身と歯周病の関連性について詳しく知りたい
講師
大阪大学大学院歯学研究科予測歯科創造共同研究講座 特任教授。大阪大学歯学部卒業後、同歯学部予防歯科学講座に入局。医員、助手、講師を経て、同大学院歯学研究科予防歯科学教室教授。大阪大学大学院歯学研究科長/歯学部長、日本口腔衛生学会理事長などを歴任。著書に「あなたの知識は最新ですか?歯科衛生士のための21世紀のペリオドントロジー ダイジェスト」「天野ドクターの歯周病絵本 バイオフィルム公国物語」など多数。