「審美補綴は、見た目の美しさだけでは長持ちしない。」
審美補綴において見た目の美しさはもちろん大切ですが、それが長持ちすればより理想的ですよね?
そのためには補綴物を維持できない短期的・長期的原因について、本質から理解しなければなりません。
もちろん多くの先生が補綴物の長期予後のため、日々「防湿」「研磨」「マージン」など様々な面からアプローチをしていると考えられますが、「自分のやり方がこれであっているのか」「他の人はどうやっているのか」気になっていることでしょう。
このセミナーでは「天然歯をなるべく長期的に保存するための補綴治療」をテーマに、30年以上にわたり安定した審美補綴を実現してきた臨床コンセプトをもとに、“天然歯を長期的に保存する補綴治療”の本質について日本大学歯学部臨床教授の行田 克則先生に解説していただきます。
健康な歯周組織と歯周病の違い、免疫機能から見た歯周組織の役割、ブラッシング指導のタイミングなど、日常臨床に直結する視点で体系的にお話ししていただきます。
さらに、演者が実践する「接合上皮内マージン」や、常識を覆す“新しいバイオロジックウィズ”の考え方にも踏み込みます。
補綴治療を通じて歯の寿命を延ばし、患者の満足と信頼を得るための具体的な手法を学べる実践型セミナーです。
こんな方におすすめ
👉 長期安定する審美補綴の考え方が知りたい
👉 歯周組織を考慮した補綴治療を身に付けたい
👉 機能性と審美性を両立したクラウンを学びたい
講義目次
健康な歯周組織と歯周病の違い
免疫機能から見た歯周組織の役割
ブラッシングのタイミングを間違えていないか
接合上皮内マージンの考え方と実践
常識は変わる ― 新しいバイオロジックウィズ
講師
日本大学歯学部臨床教授、日本顎咬合学会咬み合わせ指導医。日本大学歯学部卒業後、同大学院補綴学講座にて博士課程修了。クラウンブリッジ学非常勤講師を経て臨床教授就任。著書に「クラウン・ブリッジの臨床テクニック」、「若手歯科医のための臨床の技50クラウンブリッジ」、「攻めのクラウン・ブリッジ」など多数。日本顎咬合学会、日本補綴歯科学会、日本歯科審美学会、日本口腔インプラント学会、Academy of Osseointegration所属。