小児の歯科治療において、「予定していた処置ができずアポイントが押してしまう」「泣き声が響いて医院全体に怖さが伝染する」といった問題に頭を悩ませている先生やスタッフは多いのではないでしょうか 。
さらに、対応の仕方がスタッフの経験値に依存し、属人化しやすいことも現場を難しくしている要因の一つです 。
書籍やマニュアルを読んでも、感情の波がある子どもを前にすると、実際の臨床現場でどこまで治療を進めるべきか、いつ引くべきかの具体的な判断を下すのは容易ではありません 。
感覚を頼りにした無理な強行は、子どもにトラウマを植え付けるだけでなく、誤嚥や窒息といった命に関わる事故を招く大きなリスクを孕んでいます 。
小児診療をコントロール可能にし、安全でスムーズな環境を整えるためには、医院全体で共有できる明確な仕組みと判断基準を持つことが極めて重要です 。
本セミナーでは、「一般開業医のための小児診療対応ガイド」をテーマに、子どもが自ら協力してくれる行動変容のメカニズムから、明日から実践できる医院全体の仕組み化までを、歯科衛生士であり株式会社ウィンポイント 代表取締役の山田 真由美先生に解説いただきます 。
講義では、子どもの「泣き」をノイズと捉えず、今何が起きているかを示すヒントとして「4つの分類」に再定義 。ストレス由来、コントロール喪失型など、原因に応じた的確な声掛けやアプローチの判断基準を提示します 。
また、1〜3歳は「親の膝上活用・短時間」、4〜6歳は「比喩・選択肢の提示」など、発達段階に合わせた具体的な目標設定とテクニックを網羅 。
さらに、新人が陥りがちな「怖くないよ」という励ましを脱し、子どもの安心感を創出する「感情のラベリング」の手法についても紹介します 。
加えて、経営的な視点から「子ども1人を家族全体のかかりつけ化への入口」とするLTV向上の考え方や、令和8年改定に対応した小児口腔機能管理料2などの算定漏れ防止対策についても徹底整理 。
「どこまでやれるかではなく、どこで止めるか」という引き際を見極め、ドクターが治療に専念できる持続可能な小児診療モデルを構築したい先生におすすめの内容です 。
こんな方におすすめ
👉 子どもが泣いてしまう原因を体系的に分類し、適切なアプローチ方法を学びたい
👉 スタッフの言葉と動きを揃え、属人化しない小児対応の医院ルールを構築したい
👉 小児を起点とした家族単位の長期来院や、経営価値を高める算定方法を身に付けたい
講義目次
小児診療における行動変容と「泣き」の再定義
「泣き」の4分類から導く臨床判断のフレームワーク
年齢・発達段階に合わせたアプローチと具体的な手技・ポイント
感情のラベリングやTSD法を活用した対応テクニック
トラブルを防ぐ中断基準と、家族のかかりつけ化を見据えた医院経営の実践
講師
歯科衛生士。医療法人社団真心会「ふくおか歯科」の開業時に入社。自ら歯科衛生士として予防メンテナンスを率先して行い、同院のリコール率90%の礎を築く。
クリニックの発展に伴い、技術・経営セミナーに多数参加。その経験を活かしてスタッフ向けの出張セミナーやコンサルティングを行い、数々の歯科医院を年商1億円規模へ導いた実績を持つ。小野加東歯科衛生士会会長などの要職も歴任。
現在は、株式会社ウィンポイントの代表取締役、および全国に展開する「ママとこどものはいしゃさん」グループの講師として、医院仕組み化のノウハウ実践アドバイザー、経営の生産性向上やスタッフ育成などをテーマに精力的な講演活動を行っている。