歯科臨床の現場において、どれほど注意を払っていても遭遇する可能性があるのがインシデントやヒヤリハットです。
患者さんの安全を守るためには日頃の予防が不可欠ですが、「起きてしまいそうなヒヤリとする状況にどう備えるべきか」「実際に発生してしまった際、どのように初期対応を行い報告に繋げるべきか」など、院内での管理や体制づくりに苦慮している医療従事者は少なくありません。
医療法や施設基準で求められる対応を書類やガイドラインで理解していても、それを日常の院内オペレーションやスタッフ教育へ落とし込み、定着させることには難しさを伴います。
特に、報告漏れや隠蔽を防ぎ、単なる「個人の注意不足」で終わらせない組織風土を構築するには、明確な運用の指針と仕組みづくりが重要です。
本セミナーでは、「ヒヤリハットの対応と再発防止」をテーマに、安全管理の基本的考え方から具体的なレポートフォーマットの活用、報告漏れをなくす工夫までを、日本・アジア口腔保健支援機構理事/歯科感染制御推進委員・主任インストラクターの島崎 豊先生に解説いただきます。
医療法や施設基準における要求事項を踏まえつつ、歯科医院で起こりやすいインシデントの傾向やその背景について整理。
さらに、「誰が悪いか」という個人責任の追及ではなく「なぜ起きたか」という構造的な要因に着目する視点や、発生時のスムーズな初期対応と報告のポイントを提示します。
レポート作成の重要性や現場で活用しやすいフォーマットのあり方、院内全体で報告しやすい環境を整えるための実践的なアプローチについても解説。
自院の安全管理体制を見直したい方や、インシデント発生時の初期対応・報告フローを整理し、再発防止に繋げたいスタッフ・管理者の方におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 インシデント・ヒヤリハット発生時の適切な初期対応と報告手順を学びたい
👉 報告漏れや隠蔽を防ぎ、安全管理を定着させる院内体制の工夫が知りたい
👉 「個人責任」に帰さず再発防止に繋げるシステムづくりの視点を身に付けたい
講義目次
医療法や施設基準で求められる安全管理の基礎理解
歯科臨床で起こりやすいインシデント・ヒヤリハットの傾向と分析
発生時における初期対応のポイントと報告の重要性
レポートフォーマットの活用と報告漏れを防ぐ院内運用の工夫
明日から実践できる再発防止と安全管理体制構築の実際
講師
大雄会一宮看護専門学校卒業。元JA愛知厚生連 海南病院 感染制御課長、NPO法人日本・アジア口腔保健支援機構理事(歯科感染制御推進委員・主任インストラクター)、日本医療機器学会代議員(MDIC育成指導者)、日本環境感染学会評議員、日本手術医学会会員、職業感染制御研究会幹事、中部地区中材業務研究会会長。著書・講演に「感染管理アドバンスコース~診療器材の正しい洗浄・消毒・滅菌~」「訪問歯科診療編~訪問歯科診療における感染対策と器材の管理~」など多数。