どんな名医であれ、診療ミスは防げません。しかし、診療ミスを医療事故につなげない仕組みをつくることは可能です。
東京都でのフッ化水素酸誤塗布事故、福岡県での局所麻酔薬中毒事故、直近では大阪府での全身麻酔下での抜歯術中の事故など、歯科医院における死亡事故は少ないわけではありません。
医療過誤による年間の死亡者数は、交通事故死よりも多いというデータもあります。歯科医院における死亡事故ケースから何を学び、再び悲痛な事故を起こさないために、一般開業医で何ができるのか。
また万が一、医療事故を起こしてしまった際に「刑事訴追を免れるための初動」とは?最善の救命処置を行い、救急車に同乗し、搬送先の医師に調査支援センターに届出する意思を伝える必要があります。
ワンディー株式会社代表取締役で歯科医師の松岡周吾が、医療安全の基本的知識と歯科医院における対応について、わかりやすくお伝えします。
こんな方におすすめ
👉 自院で医療事故を起こしたくない方
👉 医療安全管理に関心がある歯科医師
👉 医療安全の知識と対応を改めて知りたい
講義目次
医療安全の基本的知識と考え方
歯科医院における死亡事故の事例
歯科医院での医療安全の実際
万が一、医療事故を起こしたら?
1992年、千葉県生まれ。鶴見大学歯学部在学中から個人でアプリ開発を行う。歯科医師国家試験の対策アプリを開発し、新卒歯科医師の約8割が利用するまで成長させる。2016年に歯科医師免許を取得。東京歯科大学大学院博士課程に進学後は、医事・衛生法規や歯科医療管理、社会保障制度など歯科保健医療が抱える種々の問題について専攻。同大学院中退後の2017年にワンディー株式会社を創業。