訪問歯科診療の現場において、患者さんやご家族、介護スタッフから「どのような食事形態がよいか」と相談を受ける機会は少なくありません。
しかし、実際の摂食・嚥下機能には個人差があり、食形態の選択やミールラウンドでの評価は多角的な視点が求められるため、現場での具体的な判断に悩む歯科医師も多いのではないでしょうか。
書籍やガイドラインで知識を深めようとしても、理論だけでは目の前の患者さんの食形態をどう調整し、どのように生活へ落とし込むべきかが見えにくい場面が存在します。
患者さんの「食べる」を実現するためには、単に知識を当てはめるだけでなく、一般臨床の場で活用できる実践的な判断基準を確立することが不可欠です。
特に、ミールラウンドにおける評価ポイントや多職種との関わり方を整理しておくことは、訪問先での適切な食形態アドバイスにつながる重要な鍵となります。
本セミナーでは、訪問歯科診療で頻繁に相談される食形態のアドバイスやミールラウンドのポイントについて、一般開業医の視点に立って押さえておくべき摂食・嚥下の基礎と実践を、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長・教授 / 日本老年歯科医学会 指導医の菊谷 武先生に解説いただきます。
摂食・嚥下機能の基本的な評価方法から、訪問現場で求められる食形態選定の基準までを分かりやすく整理。
実際のミールラウンドで確認すべきチェックポイントや、食形態の段階的なアドバイス方法についても解説いただきます。
さらに、患者さんが安全に「食べる」ことを継続するための具体的なアプローチや、多職種連携における歯科医師の役割についても紹介。
訪問歯科診療で求められる食形態指導やミールラウンドでの対応に迷いを感じている先生や、摂食・嚥下の知識を日常の診療へスムーズに取り入れたい先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 訪問歯科診療で患者や家族へ提案する食形態の判断基準が知りたい
👉 ミールラウンドで確認すべき評価ポイントを具体的に学びたい
👉 「食べる」を実現するための摂食・嚥下のアプローチ法を身に付けたい
講師
口腔リハビリテーション多摩クリニック院長。日本歯科大学附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター長、日本歯科大学大学院生命歯学研究科臨床口腔機能学教授、東京医科大学兼任教授。
日本歯科大学歯学部卒業。2005年より日本歯科大学助教授、2010年 同大学大学院生命歯学研究科臨床口腔機能学教授に就任。2012年 日本歯科大学附属病院口腔介護・リハビリテーションセンター長、東京医科大学兼任教授、口腔リハビリテーション多摩クリニック院長に就任。
日本老年歯科医学会理事・評議員、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会理事・評議員、日本障害者歯科学会評議員。臨床の傍ら地域向け、専門職向け講演を行う。
著書に『かむのみこむが困難な人の食事(女子栄養大学出版部)』『ミールラウンド & カンファレンス(医歯薬出版)』『歯科と栄養が出会うとき(医歯薬出版)』ほか多数。