訪問歯科診療、高齢者や有病者の歯科治療のニーズが高まる今、多くの歯科医療者の壁となる「嚥下障害」。
基本的な対応法やマッサージなど、知識の普及もあり一般化されてきたと思います。
しかし発見するための「スクリーニング」と対応するための「検査」について、どれくらい理解しているでしょうか?
知識としては学生時代に習ったはずですが、実際に行った経験は専門機関でなければ多くはないはずですし、使わなければ知識も少しずつ薄れていきます。
近年ではポータブルの技術も進み、居宅の訪問歯科診療でもVEなどの機材を使用する機会も増えていくことが予想されます。スクリーニングと検査手技のスキルが求められているでしょう。
ICTによってリモートで診察も可能となり、日本中どこでも摂食嚥下に関わるアドバイスを受けられることも、加速していく要因となるでしょう。
また摂食嚥下についての見識や対応法も年々アップデートされています。分野の雄である戸原先生から最新のトピックが直接聞けるチャンスです。
クラウドファンディング開始からわずか3週間で1,300万円の寄付を達成した、失われた声を取り戻す「Voice Retriever」の開発秘話についてもお話いただきます。
このセミナーでは、嚥下機能検査の基本・スクリーニングのおさらいからVEの実際の手技とコツ、画像のみかたとチェックポイント、摂食嚥下にまつわる最新のトピックが学べます。
戸原ゼミに参加して、嚥下機能検査をマスターしましょう。
こんな方におすすめ
👉 嚥下機能検査の手技・画像の読み方を学びたい
👉 訪問歯科診療に興味がある・診療している
👉 摂食嚥下の最新情報が知りたい
講義目次
摂食嚥下障害の基本
嚥下機能検査の種類
スクリーニング検査について
要介護高齢者や嚥下障害疑いの患者の見方
VE(嚥下内視鏡検査)の手技と読影
摂食嚥下の最新トピック
Voice Retrieverについて
東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学専攻 老化制御学講座 摂食嚥下リハビリテーション学分野 講師。 東京医科歯科大学 歯学部歯学科卒業後、同大学大学院 医歯学総合研究科 高齢者歯科学分野卒業、東京医科歯科大学病院 摂食嚥下リハビリテーション科 特任助教・医局長、東京医科歯科大学大学院 摂食嚥下リハビリテーション学分野助教を経て現職。日本老年歯科医学会 認定医、日本摂食嚥下リハビリテーション学会 認定士、日本臨床栄養代謝学会 認定歯科医師、日本老年歯科医学会 専門医、日本老年歯科医学会 摂食機能療法専門歯科医師、日本摂食嚥下リハビリテーション学会 評議員。フレイル予防と予防医学-諸研究分野の視点から「フレイル予防」及び「予防医学」を考える-など多数執筆。
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系口腔老化制御学講座摂食嚥下リハビリテーション学分野教授。東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業後、同大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系専攻高齢者歯科学分野修了。藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座研究生、ジョンズホプキンス大学医学部リハビリテーション科研究生、東京医科歯科大学歯学部付属病院摂食リハビリテーション外来 外来医長、日本大学歯学部摂食機能療法学講座 准教授を経て現職。2021年に「訪問診療での歯科臨床 在宅歯科医療をさらに高めるClinical Questions」で老年歯科医学会賞受賞。失った声を取り戻す「Voice Retriever」の開発プロジェクト進行中。日本老年歯科医学会理事(ガイドライン委員会委員長)、日本摂食嚥下リハビリテーション学会理事(表彰委員会委員長・教育委員)。日本老年歯科医学会認定医および認定医指導医、日本老年歯科医学会専門医および専門医指導医。