近年CAD/CAMを導入させるクリニックが増加しておりますが、その材料学的特性について深く考えたことはありますか?
CAD/CAMと言えば経営や接着・形成についてフォーカスされることが多いですが、どのくらい切削すべきか・接着で気を付けるポイントはどこかなどは材料学的特性に依存します。
またCAD/CAMで用いる材料も重要ですが、補綴物の形態を作る切削器具についての理解も形成において欠かせないトピックとなってきます。
このセミナーでは「切削器具とCAD/CAMの材料学」をテーマに、補綴装置の製作に用いるバー・ポイントの種類と特徴から、CAD/CAMについての基本的知識と臨床応用の実際に至るまでを、鶴見大学歯学部講師・デンタルマテリアルシニアアドバイザーの廣田正嗣先生に解説していただきます。
今後更なる発展が見込めれるCAD/CAMについて、今ある知識を整理しましょう。
こんな方におすすめ
👉 切削器具(バー・ポイント)について詳しく知りたい
👉 CAD/CAMワークフローのポイントを学びたい
👉 補綴装置製作の精度を高めたい
講義目次
CAD/CAMとは
切削器具と材料
臨床における勘所
予後の問題と今後の展望
講師
鶴見大学歯学部 歯科医学教育学講座 講師。
2009年鶴見大学歯学部卒業。香川大学工学部材料創造工学科機械材料科学分野特別研究学生を経て、2014年鶴見大学大学院歯学研究科(専攻:有床義歯補綴学)にて博士号取得。鶴見大学歯学部 有床義歯補綴学講座助手、同大学歯学部 歯科理工学講座助手を経て現職。
研究テーマは、インプラントの表面改質、オッセオインテグレーションのメカニズム解明、ジルコニア製インプラント、コーティングや骨補填剤のためのアパタイト開発などの基礎的研究であり、他業種とコラボレーションし工学的な手法を取り入れ、様々なバイオマテリアル研究を行っている。
日本歯科理工学会、日本バイオマテリアル学会、硬組織再生生物学会所属。2019年度、日本歯科理工学会論文賞及びDental Materials Science賞を受賞。歯科補綴学、歯科材料学に関する執筆多数。