人生100年時代、インプラント治療は“長く使えるか”だけでなく、“高齢期をどう迎えるか”まで視野に入れた診断と設計が欠かせません。
また高齢化に伴い、認知機能の低下や清掃能力の変化、全身疾患の影響、介護移行後の管理など、インプラントは従来より複雑な問題を抱えるようにもなっています。
このセミナーでは「人生100年時代のインプラント」をテーマに、まず高齢者インプラント治療の現状と問題点、長期使用事例から得られる臨床的示唆を整理し、インプラントが患者の人生にどのように“プラス”として機能しうるのかについて汐田総合病院 歯科・口腔外科 ITIフェローの小林真理子先生に解説していただきます。
さらに、訪問診療下でのインプラント管理、介護を見据えた設計要件、クラスプデンチャー併用の有効性、手術可否の判断基準、有病者・骨吸収抑制薬使用者への対応まで、明日から実践できる視点についてもお話ししていただきます。
高齢者の未来を見据えたインプラント治療戦略を、体系的に理解できる内容です。
こんな方におすすめ
👉 高齢者のインプラント治療について学びたい
👉 インプラントの長期予後と高齢化によるリスクが知りたい
👉 要介護者の口腔外科的対応を身に付けたい
講義目次
高齢者インプラントの問題点
高齢者におけるインプラント治療の特徴
介護を見据えたインプラント治療
高齢化に伴い配慮すべき全身・口腔の変化
高齢患者のインプラント長期使用事例
講師
汐田総合病院歯科・口腔外科。鶴見大学歯学部卒業、鶴見大学大学院 歯学研究科修了 (博士号 歯科補綴学第一講座)。スイス・ジュネーブ大学歯学部 招待研究員 ( ITI スカラー 2011年 )、鶴見大学 歯学部附属病院 口腔顎顔面インプラント科 非常勤講師。ITIフェロー。著書・講演に「要介護高齢者のインプラントに寄り添うという事」など多数。