近年、歯間乳頭を切開せずに歯周外科治療へアクセスする NIPSA(Non-Incised Papilla Surgical Approach) は、
再生療法を成立させるための切開線デザイン/サージカルアクセスコンセプト として注目されています。
とくに審美領域において、歯間乳頭の血流温存と創部安定を両立できる点は大きな利点です。
一方で、NIPSAは再生療法そのものではなく、再生療法を行うための「前提条件」を整える術式です。
骨欠損形態や欠損の広がり、軟組織条件、術野の確保、縫合後の創面安定性によっては適応外となり、
症例選択を誤ると期待した治癒が得られない、あるいは再治療リスクが高まる可能性もあります。
「低侵襲」「審美的」といったイメージ先行で導入することには注意が必要です。
本セミナーでは
「再生療法を成立させるための切開線デザイン:NIPSA」
という視点から、NIPSAの利点だけでなく、限界・デメリット・適応外症例を冷静に整理します。
日本歯周病学会 歯周病専門医・指導医の 金森行泰 が、切開線設計、フラップ操作、縫合と創面安定、術後管理といった
再生療法の成功に直結するポイントを、実際の症例を交えて解説します。
「どの症例にNIPSAを選択すべきか」
「どの症例では従来法を選ぶべきか」
――その判断軸を明確にし、NIPSAを流行のテクニックではなく、再現性のある臨床手段として位置づける90分です。
流行の術式を“使える知識”に昇華させ、再生療法の成功率と安全性を高めたい先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉NIPSAを 再生療法の一部として正しく理解 したい
👉切開線デザインと 創面安定の考え方 を整理したい
👉審美領域で 再生療法の結果を安定させたい
👉適応・適応外を見極め、トラブルを回避 したい
講義目次
NIPSAの基本概念:再生療法を成立させるための切開線デザイン
歯間乳頭温存の意義(血流・創面安定・治癒メカニズム)
骨欠損形態から考える適応症例・適応外症例
NIPSAのメリット・デメリットの整理
手技の実際:切開線設計、フラップ操作、縫合・創面安定
講師
日本歯科大学卒業、日本歯周学会歯周病専門医ミシガン大学卒後研修(インプラント)修了。2010年にかなもり歯科クリニックを開院。日本歯周病学会歯周病専門医・指導医。国際口腔インプラント学会認定医。アメリカ歯周病学会会員。日本口腔インプラント学会会員。日本顕微鏡歯科学会。公益社団法人日本歯科先端技術研究所インプラント認定医。臨床歯科麻酔管理指導者。