日常臨床において、補綴や保存修復中に偶発的に発見されることも多い「ICR(Invasive Cervical Root Resorption)」。
その進行性・不可逆性の特性から、早期発見と適切な対応が患者の予後を大きく左右します。
しかし歯頸部歯根吸収を正確に診断し、対応できる術者は少なく根面う蝕と誤診されてしまうことも少なくありません。
このセミナーでは「ICR(侵襲性歯頸部歯根吸収)」をテーマに、クラスⅡ・Ⅳの症例を中心に実際のマイクロスコープ所見を交えながら、ICRの診断・分類・治療戦略についてリノデンタルオフィス院長の及川布美子先生に解説していただきます。
顕微鏡下での保存・補綴処置も学べ、スキルアップができるセミナーです。
こんな方におすすめ
👉 侵襲性歯頸部歯根吸収の原因が知りたい
👉 う蝕以外の実質欠損への理解を深めたい
👉 歯頸部吸収の対応を身に付けたい
講義目次
ICR(侵襲性歯頚部歯根吸収)とは何か?
クラスⅡ・Ⅳ症例を中心に、臨床対応の実際
マイクロスコープ下での所見と診断の勘どころ
補綴処置中に偶然発見されたICRへの対応例
予後因子と患者説明のポイント
講師
リノデンタルオフィス院長。日本顕微鏡歯科学会、日本歯内療法学会、日本歯周病学会所属。日本顕微鏡歯科学会第16回学術大会一般口演発表、日本歯科評論私の卒業論文掲載(2020年2月号)などで発表。