メンテナンスやX線検査で予想外の位置にX線透過像を認める、なんてことありませんか?
「虫歯なので削りましょう」「とりあえず経過をみましょうか」など、分からないままに対応をしてしまうかもしれません。
本当にそれは虫歯なのか?経過を見ても問題ないのか、ECR (歯頸部外部吸収) の病態を知っておかないと、その後で取り返しのつかない状況になるかもしれません。
ECRの有病率は近年増加傾向にあります。
その原因は診断機器の普及もありますが、ECR自体も増えているのではないかと考えられています。メンテナンス中の患者さんのX線写真に突然現れた透過像。
それが何か分からないままだと、信頼関係も崩れてしまいかねません。
ECRの病態を理解できていれば、今の状態、今後の予想がある程度できます。
このセミナーでは、「ECRの原因と病態学」をテーマに、ECRの進行過程、症状、原因、画像検査、予後、ECRのバリエーションについて、野間デンタルオフィス天神院長の野間俊宏先生に解説していただきます。ECRを正しく理解し、早期診断と予後の見極めを可能にすることを目的とした必聴のセミナーです。
こんな方におすすめ
👉歯頚部外部吸収の原因について学びたい
👉歯頚部外部吸収の特徴を学びたい
👉病変の範囲による予後がどれだけ違うのか学びたい
講義目次
歯根吸収概論
ECRの進行過程
ECRに伴う症状
ECRの原因
ECRのための画像検査
ECRの治療後 予後
その他のECR
講師
九州大学歯学部卒業、九州大学大学院歯学研究院口腔顎顏面病態学講座口腔顎顏面外科学分野にて博士号取得。福岡市内歯科医院勤務。まつうら歯科医院非常勤勤務。著書・講演に「このまま使えるDr.もDHも!歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本2」「歯界展望/2024年3月号特別企画/クラック・歯根破折」など多数。