「痛い」「沁みる」「食べれない」
患者さんの主訴の原因を知るために様々な診査が行われますが、歯髄電気診を行う先生は限られているのではないでしょうか?
歯髄電気診は歯髄に損傷を与えず、高い精度を持って歯髄の生死を判断できる診査であるにも関わらず、機器が高価であることや保険点数の貼り付けがないことから日本の開業医では常備されていないのが現状です。
また、先生の中には信頼性に関して疑念を抱く方もいるでしょう。確かに歯髄電気診は生死以外の詳しい病態を診査することは困難ですが、温度診や切削診などと併用することで詳細なデータを得ることが出来るのです。
近年では局所麻酔の奏効の確認や根先尖病巣の鑑別にも有用であることが言われる歯髄電気診について、改めて学び直してみませんか?
このセミナーでは「歯髄の診断」をテーマに、初診患者の主訴に対する診査・診断、臨床における歯髄電気診の重要性、他の診査との併用、臨床的な歯髄診断と対応、失活までの過程と経過観察について日本歯内療法学会指導医の小嶋壽先生に解説していただきます。
診断を制する者は歯内療法を制す。初診時に役立つ診断流儀、とくとご覧あれ。
こんな方におすすめ
👉 臨床的な歯髄診断と対応力を身に付けたい
👉 歯髄電気診の正しい使い方が知りたい
👉 歯内療法の成功率を高めたい
講義目次
主訴に対する診査・診断の考え方
臨床での歯髄電気診の重要性
歯髄が死にゆくまで
他の診査との併用
歯髄電気診を用いた症例
日本大学歯学部卒業。1984年に銀座小嶋歯科クリニック開設。日本顎咬合学会評議員/終身指導医、日本歯内療法学会 指導医。著書・講演に「診療の流儀「初診時に気を付けるポイント」」、「エンドドンティックって何だろう?」など多数。