思春期における歯肉炎は、多くの歯科衛生士や歯科医師が臨床現場で遭遇するテーマです。
この時期は独特の身体的変化が生じるだけでなく、生活リズムの変化やセルフケア習慣の乱れが起こりやすいため、口腔内のコントロールが困難になる場面が少なくありません。
書籍やガイドラインで知識を得たとしても、受診の中断やセルフケア指導へのアプローチなど、実際の患者対応や行動変容へどのようにつなげるかについては、個々の状況に合わせた難しさが伴います。
一時的な見た目の改善やブラッシング指導だけで終わらせず、長期的な行動変容や継続受診を促すためには、生活背景や心理面に配慮したアプローチが欠かせません。
単に手技を伝えるだけでなく、患者本人のモチベーションを引き出し、保護者を含めた関係性をいかに構築していくかという視点が極めて重要となります。
本セミナーでは、思春期の歯肉炎に対する原因整理から、実践的なTBIの伝え方や継続管理に向けたアプローチに至るまでを、大阪大学歯学研究科小児歯科学講座教授の仲野 和彦先生に解説いただきます。
10代特有のホルモン変化や環境因子を踏まえた思春期歯肉炎の原因整理をはじめ、患者の心に届く効果的なTBIの伝え方を整理。
また、モチベーションを高める声かけや保護者へのアプローチ方法についても詳しく紹介します。
さらに、受診中断を防ぎ、良好な関係を維持しながら継続受診につなげるための臨床的なポイントについても触れていきます。
思春期患者のセルフケア定着や受診継続に悩み、指導・コミュニケーションのあり方を見直したいと感じている医療者におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 思春期特有の歯肉炎を引き起こす要因や背景を整理したい
👉 患者のモチベーションを高めるTBIや声かけのポイントを学びたい
👉 受診中断を防ぎ保護者も含めた関係構築のコツを身に付けたい
講師
大阪大学大学院歯学研究科小児歯科学講座教授。日本小児歯科学会専門医指導医。大阪大学歯学部卒、同大学にて博士(歯学)取得。著書に「臨床医のための小児歯科 ケーススタディ」「歯科衛生士のための小児歯科のきほん」など。