難易度の高い抜歯といえば埋伏智歯抜歯が挙げられやすいですが、残根抜歯も忘れてはいけません。
特に若手の頃に「すぐに終わるでしょ」と思って着手した残根抜歯に時間を要してしまった先生も、少なくないと思われます。
残根抜歯を器具をかけることの出来る箇所が少ない・残存歯質の状態が悪いなどの理由からスムーズに終わらないことも多く、切開や症例によっては骨削除を要することもあります。
「簡単に終わりますよ」
そう言って始めた抜歯に時間がかかってしまったり、大かがりな処置になってしまってはその後の患者さんとの信頼関係にも影響してくることでしょう。
このセミナーでは「25分で学ぶ残根抜歯」をテーマに、残根抜歯が困難と言われる原因や難易度判定のための診査診断のポイント、おすすめの器具、手技における勘所に意あるまでを日本口腔外科学会専門医の佐々木匡理先生に解説していただきます。
詰んでしまった時のリカバリー法や術後のトラブルについてもお話ししていただきます。
義歯製作やインプラント治療に欠かせない残根抜歯のテクニックをマスターしましょう!
こんな方におすすめ
👉 残根抜歯でハマった経験がある
👉 スムーズな抜歯を身に付けたい
👉 失敗しないヘーベルの使い方が知りたい
講義目次
残根抜歯の奥深さ
診査診断のポイント
おすすめの器具
処置の流れ
症例ごとのポイント
公立学校共済組合九州中央病院歯科口腔外科・インプラントセンター医長/センター長。朝日大学歯学部卒業。九州歯科大学大学院歯学研究院歯科臨床系博士課程修了後、同大学大学病院顔面口腔外科に入局。屋久島徳洲会病院歯科口腔外科医長、九州歯科大学病院顔面口腔外科助教、同大学病院再生歯科インプラントセンター専任を経て現職に到る。日本口腔外科学会専門医。日本口腔インプラント学会専門医。日本顎変形症学会 認定医/指導医。熊本大学医学部歯科口腔外科臨床教授/非常勤講師。九州大学歯学部顔面口腔外科 臨床教授。