抜歯にかかる時間は術者によって大きく異なり、その差の多くは器具の当て方と力の方向にあります。
本講義では、ヘーベルを主体とした抜歯の考え方を整理します。
支点の取り方、刃部を入れる位置、回転と挺出の力の使い分けを扱い、歯根膜腔をどう利用するかを確認します。
臼歯部の分割、残根への対応、脱臼が進まない場合の切り替えの判断も含めて解説します。
あわせて、周囲組織を傷めないための保護と、術後の治癒を左右する処置後の対応にも触れます。
上顎と下顎、前歯部と臼歯部それぞれで力の方向がどう変わるかを、部位ごとに整理して示します。
抜歯に時間がかかる、力任せになりがちだと感じている方に向いた内容です。