顎関節症は訴えの幅が広く、どこまでを自院で対応し、どこから紹介するかの判断に迷いやすい領域です。
本講義では、TMDの分類を整理したうえで、初診時に確認すべき問診と検査の項目を示します。
開口量、関節音、圧痛の評価から、筋由来と関節由来を切り分ける手順を扱います。
初期治療としてのセルフケア指導、スプリントの適応と製作上の注意点、薬物療法の選択肢を確認します。
あわせて、画像診断が必要になる所見と、専門機関への紹介が望ましい状態の見極めについても解説します。
経過を追っても症状が改善しない場合に、診断を立て直すための視点についても具体例を挙げて触れます。
顎関節症の相談を受ける機会がある方に向いた内容です。