重度歯周炎の治療において、従来の歯周基本治療や歯周外科治療だけでは十分な効果が得られず、応答が芳しくない症例に苦慮する場面は少なくありません。
歯周病菌のバイオフィルムコントロールや複雑な歯周ポケットへのアプローチは、患者の全身状態やコンプライアンスにも左右されるため、日常臨床において治療戦略の選択に迷いが生じやすいテーマといえます。
新技術や機器に関する情報は論文や学会等で散見されるものの、その理工学的背景や生体への作用機序までを深く理解し、実際の臨床現場で「どの症例に適応すべきか」という具体的な判断基準へ落とし込むことは容易ではありません。
新規デバイスを効果的に臨床導入するためには、単なる使用手順の獲得にとどまらず、その開発思想や作用メカニズム、さらには適応・非適応を見極める客観的な基準を持つことが極めて重要です。
本セミナーでは、過酸化水素とラジカル殺菌技術を応用した歯周病治療器「ブルーラジカル」をテーマに、そのメカニズムから基本操作、適応症の見極め、そして治療効果の実際について、永田歯科医院副院長の永田 智大先生に解説いただきます。
歯周治療における現在の課題から説き起こし、Blue Radicalとペリミルの開発思想、殺菌の作用機序について理工学・生物学的視点から整理。
機器の具体的な特徴や基本的な使用手順をはじめ、臨床で最も重要となる適応症・非適応症の明確な考え方や選択基準について解説します。
さらに、実際の症例を通して治療効果の現れ方や限界を提示するとともに、自院の臨床データから見えてきたBlue Radicalの可能性と今後の展望についても言及。
ブルーラジカルの導入・活用を検討している方はもちろん、先進的な歯周治療テクノロジーの原理と臨床におけるリアルな適応基準を整理したい先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 ブルーラジカルの作用機序や開発背景を詳しく知りたい
👉 ブルーラジカルの適切な適応症・非適応症の判断基準を学びたい
👉 実際の症例や臨床データに基づく治療効果と限界を把握したい
講師
東北大学歯学部卒業後、東北大学病院勤務を経て予防歯科先進国であるスウェーデン・イェテボリ大学補綴科にて短期研修を修了。臨床研修において東北大学咬合修復科ホスト研修プログラム最優秀賞を受賞する。その後、地域の歯科医院勤務を経て、現在は永田歯科医院の副院長として臨床に従事。スカンジナビア歯周病学や米国歯周病学の知見を取り入れた歯周病治療・予防歯科を中心に、精密修復治療や審美歯科・インプラント診療に取り組む。近年ではブルーラジカル等を活用した最新の歯周病治療に関する学会発表や研鑽も精力的に行っており、学術的根拠に基づいた高度な歯科医療を地域社会へ還元している。