歯科医院の健全な経営を維持する上で、診療費の適切な回収は避けて通ることのできない重要なテーマです。
しかし、診療費の未払いや踏み倒しは意図的な悪質ケースから不慮のものまで多岐にわたり、どの現場でも起こり得る日常的なトラブルであるにもかかわらず、「患者さんとの信頼関係を壊したくない」「強く請求しづらい」と対応に迷う院長先生は少なくありません。
一般的な法律論や一般的なマナー本を読んでも、応召義務との兼ね合いや現場スタッフの心理的負担、患者心理に配慮した具体的なオペレーションまでは落とし込みにくいのが実情です。
事後的な回収には多大な労力や専門家費用がかかるため、感情論に流されず、未然に防ぐ運用体制と万が一の際の明確な判断基準を持つことが何より重要となります。
本セミナーでは、「STOP!治療費踏み倒し」をテーマに、未払いが発生する背景分析から事前の予防策、発生時の適切な督促や法的対応の実務までを、弁護士(フラクタル法律事務所代表)の田村 勇人先生に解説いただきます。
講義では、未回収が医院の経営やスタッフのモチベーションに与える実害を整理した上で、「費用や期日に関する思い違い」「過度な感情移入」などトラブルが生じる根本原因を紐解きます。
さらに、デポジットの導入や事前の費用提示、問診票や対話を通じた患者情報の事前把握といった、現場ですぐに取り組める実践的な予防策を中心に整理。
また、応召義務と診療拒絶のバランス、内容証明郵便の作成や訴状提出といった法的手続きの進め方についても事例を交えて解説いただきます。
「未払いトラブルを減らす予防策を整えたい」「発生してしまった未収金への現実的な対処法を知りたい」とお悩みの院長先生や医院経営者におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 未払いを未然に防ぐための事前説明や運用の工夫が知りたい
👉 応召義務に配慮しつつトラブルを回避する対応基準を学びたい
👉 万が一の未払い発生時に有効な督促や法的手続きの流れを身に付けたい
講師
2002年法政大学大学院社会科学研究科修了。2003年司法試験合格。2005年弁護士登録、平沼高明法律事務所勤務を経て、2006年に弁護士1年目にして独立し、弁護士法人フラクタル法律事務所を開設(同代表弁護士)。歯科医療トラブル・訴訟を多数取り扱い、歯科医師向け法律相談サイト「デンタルローヤー」を運営するほか、所沢市歯科医師会・高知市歯科医師会等でモンスターペイシェント対策の講演を行う。東京都獣医師会・横浜市獣医師会・千葉県獣医師会の顧問弁護士をはじめ、多数の企業・病院の顧問を務める。元法政大学法科大学院特任講師。フジテレビ「ノンストップ」「グッディ」等の情報番組で法律問題の解説を務めるなど、メディア出演・執筆・講演活動にも精力的に取り組んでいる。