日常臨床において遭遇する頻度の高い抜歯処置ですが、スムーズに進行せず「なかなか抜けない」と焦りや難しさを感じた経験をお持ちの先生は少なくありません。
難抜歯に直面した際、同じ位置にヘーベルをかけ続けたり、フラップ形成や歯冠分割を行わずに普通抜歯を試み続けたりと、既存の手技に固執してしまうことが、ハマってしまう大きな原因となります。
書籍や論文で抜歯の基本術式や解剖学を学んでいても、いざ臨床現場で粘ってしまった際、どのタイミングでどのような手技へ切り替えるべきかの実践的な判断は落とし込みにくいものです。
臨床現場では、処置が必ずしも予定通りに進むとは限りません。安全かつ低侵襲に処置を進めるためには、処置前から「プランA、プランB、プランC、プランD」と複数の選択肢を想定し、状況に応じて次の一手へ切り替えられる準備をしておくことが重要です。
本セミナーでは、「抜歯は「諦め」が9割」をテーマに、闇雲に教科書通りの手技を行うのではなく、処置時に予定通りにいかなかった際の思考法や判断基準について、さらには、単に「抜く」ことを目的とするのではなく、治癒までを見据えた、患者にとって安全で低侵襲な抜歯を行うための考え方について、さいたま川口おやしらず専門外来院長の奥山 雅人先生に解説いただきます。
処置前の緻密な診査・診断および治療計画の立案をはじめ、安全かつ確実なアプローチを可能にする麻酔のポイントを中心に整理。
単に歯を抜くだけではなく、術後の治癒を見据えた患者ファーストの抜歯処置について、捉え方や臨床上の勘所についても解説。
さらに、具体的な症例ケースを提示しながら、ハマりやすい場面で手技と思考をどのように切り替えるべきか、実践的な判断のプロセスを詳述します。
「抜歯で時間を取られてしまう」「切り替えのタイミングを見極めたい」という迷いを整理し、ストレスのないスムーズな抜歯手技を身に付けたい先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 抜歯でハマらないための手技と思考の切り替え方を学びたい
👉 治癒まで見据えた患者ファーストな抜歯の考え方を身に付けたい
👉 難症例にも慌てず対応できる診査・診断と治療計画の基準が知りたい
講義目次
諦めない抜歯に必要な診査・診断と治療計画
確実な処置を支える麻酔のポイント
治癒まで考慮した患者ファーストの抜歯処置
手技の切り替えを学ぶ症例ケース検討
ハマらない抜歯のための実践まとめ
講師
1990年東京歯科大学卒業。同大学補綴科助手を経て、2002年より三愛病院歯科口腔外科副医長、2006年より同部長を歴任。2013年からは埼玉医科大学歯科口腔外科にて非常勤を務めるなど、基幹病院や大学病院の臨床現場で口腔外科領域の研鑽を重ねてきた。現在は「オクヤマ歯科医院」および「さいたま川口親知らず専門外来クリニック」の院長として地域医療に従事。日本口腔外科学会および日本口腔インプラント学会に所属し、長年の総合病院口腔外科部長としての実績と知見を活かし、安全で負担の少ない親知らずの抜歯や各種歯科口腔外科診療に注力している。