日常の歯科臨床において、激しい恐怖心や強い嘔吐反射を持つ患者さんへの対応に頭を悩ませる場面は少なくありません。
適切なアプローチを行えないまま処置を進めてしまうと、患者さんの受診回避や治療中断を招くばかりか、医院への不信感へとつながりかねないため、現場での具体的な対応力が求められます。
しかし、患者さんごとに恐怖の背景や反射の強さが異なり、単に「優しく声をかける」といった書籍上の知識だけでは、実際の臨床現場でどこまで配慮し、どう治療を完遂させるべきか判断に迷いやすいのが実情です。
患者さんの「苦手」を的確に把握し、不安を解消しながら処置を進めるためには、感覚的なアプローチに頼るのではなく、明確な対応基準と段階的なアプローチ法を持つことが重要となります。
本セミナーでは、「歯科恐怖症・嘔吐反射の克服法」をテーマに、患者さんの心理メカニズムの理解から具体的なコミュニケーション、環境調整や治療中の配慮までを、歯科医師/歯科心理カウンセラーの荻原 聡美先生に解説いただきます。
まず、歯科恐怖症や異常絞扼反射(嘔吐反射)が起こるメカニズム、ならびに恐怖や緊張が反射を強めてしまう心理的背景について整理。
問診や日常会話を通して患者さんの「苦手」を的確に把握する方法や、安心感を与える声かけ、治療中の合図や予告といった恐怖を緩和する実用的な工夫を紹介します。
さらに、患者さんの負担を軽減するための環境調整、体位や器具選択のポイントをはじめ、「小さなできた」を重ねて信頼関係を築く段階的な慣らし方についても詳しく解説。
恐怖心や嘔吐反射が強い患者さんの治療中断を防ぎ、安心して受診を続けてもらうための実践的なコミュニケーションとアプローチ法を整理したい医療者におすすめの講座です。
こんな方におすすめ
👉 歯科恐怖症や嘔吐反射が強い患者さんへの具体的なアプローチ法を知りたい
👉 心理的背景を考慮した問診や安心感を与える声かけを学びたい
👉 治療中断を防ぎ、患者さんとの信頼関係を築く段階的なステップを身に付けたい
講義目次
歯科恐怖症および異常絞扼反射(嘔吐反射)が起こるメカニズム
患者の心理と背景から考える配慮・対応の判断基準
安心感をつくるコミュニケーションと問診・声かけのポイント
治療中の負担を軽減する体位・器具選択と恐怖軽減の工夫
「小さなできた」を積み重ねて継続受診へつなげる段階的アプローチ
講師
歯医者が怖い方のためのさくら百華デンタルクリニック院長。玉川大学文学部英米文学科国際経営コース卒業。東京歯科大学歯学部歯学科卒業。