睡眠関連呼吸障害(SRBD)は高い有病率を示し、未診断の潜在患者が社会・経済に及ぼす影響は計り知れません。
歯科は患者の早期発見・介入の入口となりうる点で重要なポジションにあり、診断から治療、モニタリングまでの流れを理解することが求められますが、日々の臨床においてSRBDを念頭において患者の口腔内を診る機会は滅多にないのではないでしょうか。
このセミナーでは「エアウェイを考慮した歯科治療」をテーマに、とくに閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する口腔内装置(OA)治療に焦点を当て、スクリーニングから診断・治療・フォローまでの実際、医科—歯科連携の要点、OA治療の適応と限界、副作用や合併症への対応歯科医師が担うべき役割について東京SJCD副支部長の吉田茂治先生に解説していただきます。
さらに、気道(Airway)の視点を臨床に取り入れることの意義についてもお話ししていただきます。
睡眠歯科治療に関わる第一歩として、日常臨床に活かせる知識と視点を提供します。
こんな方におすすめ
👉 歯科におけるエアウェイ治療を取り入れたい
👉 睡眠時無呼吸の知識を身に付けたい
👉 無呼吸に対する口腔内装置の作り方を学びたい
講義目次
睡眠呼吸障害の基礎知識
検査と診断
閉塞性睡眠時無呼吸の治療法
Oral Appliance (OA) の概要
OA治療の流れ
OA治療の副作用と合併症
OAを継続的に使用するには
Airway (気道)を考慮した歯科治療
講師
日本歯科大学卒業。パークサイドデンタルオフィス院長。日本顎咬合学会認定医・日本歯科審美学会認定医。著書・講演に「閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する口腔内装置の解説」など多数。