根管充填・根充(RCF)の手順を解説

東田 真
2020年6月22日

根管充填(RCF)とは?

根管充填とは、根管内の細菌の増殖を抑えるために根管内をガッタパーチャと呼ばれる材料やシーラーと呼ばれる材料で緊密に封鎖する処置のことを言います。

感染根管治療を行なった後の根管は、機械的な清掃や消毒によって細菌が少ない状態になっています。この状態を維持しなければ、再び感染が生じてしまうため、細菌数を増やさないようにしなければなりません。

根管内が空洞だったり緊密に封鎖されていない状態だと、細菌が増殖する余地が残ってしまうため、根管内にガッタパーチャを緊密に充填する処置、すなわち「根管充填」を行います。

したがって、ここで使用されるガッタパーチャなどの材料は、生体にとって組織親和性があったり、化学的・物理的に安定していたり、エックス線不透過性があったりといった要件を満たす必要があります。

本記事では、根管重点の概要から手順について詳しく解説を行っていきましょう。

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根管充填の手順の前に、根管充填とはどのような処置かおさらいしよう

根管充填は基本的には痛みがない治療

根管充填は、抜髄や感染根管治療などの歯内治療でされる最後の処置のことです。術者は、神経や汚染歯質を除去したあとの根管内を根管充填材で封鎖します。

根管内を緊密に封鎖することで、再感染を防止し、無菌状態を維持することができます。そうすることで炎症原因が除去され、根尖の歯周組織が治癒していくのです。

歯の神経をとってしまっているので、基本的には患者さんの痛みが伴わない治療です。
RCFや根充とも呼ばれています。

根管充填の手順は多くて、操作が繊細

根管充填は、患者さんの痛みが伴わず、患者にとってさほど辛い治療ではありません。

ただ根管充填は、使用する歯科材料や器具が多く、手順も複雑で繊細です。

術者は高度な技術が求められるだけでなく、スムーズな治療にはアシスタントもしっかりと手順や使用器具を覚える必要があります。

根管充填は時間がかかります。患者さんも長く口を開けるのは辛いでしょうから、手順と歯科材料と器具の役割を頭に入れましょう。

根管充填の手順に使う歯科材料・器具

根管充填の歯科材料〜ポイントやシーラーなど〜

根管充填の手順を確認する前に歯科材料や歯科器具について確認しておきましょう。

①ガッタパーチャポイント
充填材料にはガッタパーチャポイントが主流で使われています。ガッタパーチャポイントは化学的に安定し、歯の根管内で変性しません。また熱で溶けるので、熱したヒットカッターやプラガーで根管に適合させることができます。

ガッタパーチャにはマスターポイントとアクセサリーポイントがあります。

<マスターポイント>
マスターポイントは根尖まで挿入される最も太いポイントです。

<アクセサリーポイント>
アクセサリーポイントはマスターポイントを根尖まで挿入後に、根管内を緊密に封鎖するために挿入するポイントです。
1根管に5〜7本くらい用意しておきましょう。

②根管シーラー
永久歯の根充の場合、根管シーラーを使います。根管シーラーはガッタパーチャポイントと根管壁の空隙を塞ぎ、根管内をより緊密に充填します。

根管充填の歯科器具〜ヒートカッターやスプレッダーなど〜

数が多いですが、スムーズな手順のためにもれなく頭に入れましょう。

〜仮封除去・根管準備〜
① ラバーダムセット(クランプ、ラバーダムシート、ラバーダムフレーム、クランプフォーセップス、ラバーダムパンチ)
② 超音波スケーラー
③ ファイル
④ 根管測定用メーター
⑤ エンドゲージ
⑥ 根管洗浄用薬剤
⑦ ペーパーポイント or 綿栓

〜根管充填〜
⑧ 根充用ピンセット
⑨ スプレッダー
⑩ ヒートカッターor加熱用エキスカ
⑪ プラガー

根管充填の手順

手順:仮封除去・根管準備

① ラバーダムを患歯にかける。
根管を完全に無菌状態にするために、唾液などの汚染から根管を守ります。ラバーダムクランプが歯肉を挟むと痛みが出るので、痛みがないか確認してください。

② 仮封を外す。
超音波スケーラーで仮封を除去しましょう。二重仮封している場合はタービンと超音波スケーラーで外します。

③ 根管長を確認する。
根管測定用メーターとKファイル、エンドゲージで根管長を確認します。

④ マスターポイントを試適する。
根尖の太さに合わせたマスターポイントとそれより1段階太いマスターポイントを試適しましょう。根管長に合ったほうを使用するマスターポイントとします。

⑤ 根管を洗浄・乾燥させる。
根管を根管洗浄用薬剤で満たし、根管を洗浄します。根管内にペーパーポイントや綿栓を挿入し根管を乾燥させてください。

⑥ シーラーを練和する。

手順:根管充填

⑦ マスターポイントを根管に挿入する。
シーラーをつけたマスターポイントを根充用ピンセットで把持して、根管に挿入してください。マスターポイントは根尖まで到達させてください。

⑧ アクセサリーポイントを挿入する。
根管にアクセサリーポイントを挿入します。数本入れたあとスプレッダーで側方に圧をかけて、次のアクセサリーポイントの挿入ができるようにスペースを作ります。

⑨ ポイントを切断、圧接する。
ポイントをヒートカッターか加熱用エキスカで切断します。根管口のところで加熱したスプレッダーで圧をかけます。

⑩ 仮封する。

⑪ デンタルX線で根管充填の状態を確認する。

根管充填の手順のアシストのポイント

アシスタントも慌ただしくなってしまいますが、落ち着いてアシストしましょう。

手順とその意味を覚え、術者が次に何するかを考えてアシストする。
ポイントやピンセット、ヒートカッターを術者が取りやすいような向きで渡す。
アクセサリーポイントの挿入とスプレッダーの側方加圧は数回繰り返すので、すばやく動く。

根管充填の手順を総ざらいのまとめ

スムーズな根充には手順を覚えることが大事

いかがでしたでしょうか?根管充填は、歯内治療の予後のためにも大事な処置になってきます。

ただ、根充は手順も多ければ、用意する歯科材料や歯科器具が多く、混乱しやすいです。

各手順の意味、器具や材料の役割を理解して、手順をしっかり覚え、スムーズで精度の高い根管充填をしましょう。

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著者/監修者
東田 真
歯科医師

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