近年、小児のむし歯予防や歯並び、口腔機能の発達に対する保護者の関心が高まり、0歳期から関わる「赤ちゃん歯科」の重要性が注目を集めています。
しかし、乳幼児期の口腔管理は一般的な小児歯科治療とはアプローチが大きく異なります。
「月齢ごとに何をチェックすべきか」「授乳・離乳食・指しゃぶりといった生活習慣に、具体的にどう指導すればよいのか」——臨床現場で判断に迷う歯科医療従事者は少なくありません。
こうした知識は書籍や論文からある程度得られるものの、一人ひとり異なる成長発育のプロセスに合わせて実際に観察し、保護者に伝わる言葉で助言する「実践」に落とし込むのは容易ではありません。
とりわけ授乳・離乳食の進め方や口呼吸などの悪習癖への対応は多角的な視点を要するため、ただ口腔内を診るだけでなく、適切な介入時期と指導の判断基準を持つことが極めて重要になります。
本セミナーでは、「赤ちゃん歯科」をテーマに、乳幼児期の口腔管理の基本的意義から、臨床での具体的なチェックポイント、そして保護者との信頼関係を築くコミュニケーションまでを、みかげ小児歯科・矯正歯科クリニック理事長の河崎真也先生に解説いただきます。
前半では、赤ちゃん歯科を導入する本質的な意義を整理したうえで、月齢に応じた口腔観察の進め方を体系的に紹介。
後半では、将来の健やかな咬合や口腔機能の発達を支える授乳・離乳食指導、指しゃぶりをはじめとする悪習癖への具体的な対応策を詳しく解説します。
さらに、単発の相談で終わらせず、継続的な来院・メインテナンスにつなげる保護者支援とコミュニケーションのあり方まで、明日からの臨床に活かせる形でお伝えします。
「0歳児が来院したとき、何から診てどうアドバイスすればよいか悩んでいる」「保護者に寄り添った授乳・離乳食指導のポイントを整理したい」——そんな歯科医師・歯科衛生士の先生に、ぜひ受講いただきたい内容です。
こんな方におすすめ
👉 月齢に応じた赤ちゃんの口腔観察ポイントと、具体的な指導法を知りたい
👉 授乳・離乳食指導や、指しゃぶり・口呼吸などの悪習癖への対応を学びたい
👉 保護者の不安に寄り添い、継続来院につなげるコミュニケーションを身につけたい
講義目次
赤ちゃん歯科の基本的意義と役割
月齢に応じた口腔観察とチェックポイント
成長に合わせた授乳・離乳食指導のポイント
口腔発達を阻害する悪習癖への対応策
継続来院につなげる保護者コミュニケーションの実際
講師
歯科医師としての臨床経験を背景に、乳幼児の「食べる機能」の発達や食育の重要性に着目。現在は一般社団法人日本離乳食・小児食育学会の代表理事を務める。歯科・医療・保育・行政など多職種が連携し、根拠に基づいた離乳食や子どもの食育の知識を普及させるための活動に尽力。同学会が主催する離乳食・小児食育アドバイザー養成講座の運営や、全国の歯科医院をはじめとする医療・保育従事者への指導、セミナー講師として精力的に活動している。