根管治療において、根管口をいかに見つけるかは、その後の形成や穿通の成否を左右する重要な出発点です。
しかし実際の臨床では、石灰化や解剖学的なバリエーション、視野の制限などもあり、「どこまで削ってよいのか」「このまま探索を続けてよいのか」と迷う場面も少なくありません。見つけたい気持ちが強いほど、かえって方向を見失ったり、不要な切削につながったりすることもあります。
書籍や論文で基本を学んでいても、根管口探索の判断は静止画や文章だけでは理解しにくい部分があります。実際には、どこを手がかりにするのか、何を危険信号として捉えるのか、そして失敗をどう回避するのかといった“臨床の勘所”が重要です。
特に、探索から形成へ移るまでの流れが整理されていないと、パーフォレーションのリスクを高めたり、穿通に余計な時間を要したりする原因にもなります。だからこそ、効率よく見つけるための視点と、失敗しないための判断基準をセットで押さえることが大切です。
本セミナーでは、見失いがちな根管の効率的な探索法を軸に、根管口を見つける際の考え方、パーフォーレーションを回避するためのポイント、穿通のコツまでを、ライブならではの質疑応答も交えながら、日本歯科保存学会認定医の石崎 秀隆先生に解説いただきます。
まずは、根管口探索でつまずきやすいポイントを整理しながら、効率的に見つけるための基本的な視点を確認。どこを観察し、どのように探索を進めるべきか、その考え方を押さえます。
続いて、探索から形成へ移る際に注意したい点や、失敗につながりやすい操作についても解説。パーフォーレーションを避けるための判断、無理のない穿通につなげるためのコツを中心に整理します。
さらに本講義は、ライブ形式の質疑応答セミナーとして実施される点も特徴です。日常臨床で抱きやすい疑問をその場で確認しながら、理解を深められる内容となっています。
「根管口がなかなか見つからない」「探索と形成の境目で判断に迷う」「パーフォーレーションを避けながら安全に進めたい」といった悩みを整理したい先生におすすめの講義です。
こんな方におすすめ
👉 根管口を効率よく見つけるための考え方を知りたい
👉 パーフォーレーションを回避しながら安全に形成するコツを学びたい
👉 探索から穿通までの判断基準を整理して臨床に生かしたい
講義目次
根管口探索の基本的な考え方
見失いがちな根管を効率的に見つけるポイント
探索から形成へ移る際の判断基準
パーフォーレーションを回避するための注意点
穿通のコツと質疑応答で深める実践的理解
講師
長崎大学歯学部臨床教授。長崎大学大学院医歯薬学総合研究科歯周歯内治療学分野 非常勤講師。長崎大学歯学部卒業後、同大学大学院医歯薬学総合研究科齲蝕学分野大学院修了。長崎大学大学院医歯薬学総合研究科齲蝕学分野助教、歯周歯内治療学分野助教、客員研究員経て現職に至る。東京都千代田区麹町岡口歯科クリニック・静岡県富士市きうち歯科医院。日本歯科保存学会認定医。ヨーロッパ歯内療法学会Certified Member。著書・講演に「根管内に存在するイスマスの概要と臨床的対応についての文献的考察」「髄床底穿孔症例を成功へ導くKey point.」など多数。