残存歯質が少ない症例や小さな破折を見つけた際に多くの先生が悩まれるのが、根管治療とインプラントのどちらを選ぶか。
根管治療を行えば天然歯は残せますが、再治療の可能性もありますしその時にはインプラントを選択出来る歯周組織ではなくなっていることもあります。インプランを選択した場合も同様にメリットとデメリットが存在し、どれを優先するかが治療法決定にあたってポイントになってきます。
しかし、義歯やブリッジと比べて根管治療とインプラントについて考える機会は少なく。論文においても、成功率が文献によって異なっていたり、成功の定義が曖昧なものが多く、選択基準が不透明となっています。
しかし患者さんに勧める上で「どちらがいいか答えられません」ではいけません。
全ての症例に共通する、「100%正しい答え」は難しいかもしれませんが、根管治療とインプラント治療それぞれの適応・特徴から紐解けば、その症例にあった選択に辿り着くことは可能です。
このセミナーでは「成功率の低い歯内療法」か「成功率の高いインプラント治療」かをテーマに、各種治療法の特徴・適応、選択の基準と治療後の経過観察のポイントについて実際の症例をもとに 日本歯内療法学会専門医 吉岡隆知先生に解説していただきます。
根管治療かインプラントか。
現在における最良の答えを導き出しましょう。
こんな方におすすめ
👉 保存治療の判断基準について学びたい
👉 根管治療の成功率を高めたい
👉 インプラント導入のポイントが知りたい
講義目次
根管治療かインプラントか
根管治療の特徴
インプラントの特徴
保存困難な歯の考え方
治療計画立案から経過観察
日本歯科保存学会専門医・指導医、日本歯内療法学会専門医。東京医科歯科大学歯学部卒業後、同大学院にて博士課程修了。助教として歯内療法学の研究に従事し、論文や受賞など多数。2010年に千代田区で根管治療専門のクリニックを開業、歯内療法のスペシャリストとして臨床を行いながらセミナーや執筆を行う。歯内療法症例検討会代表。