多くの臨床医の先生方にとって、咬合は「難解で複雑」「流派が多くてよく分からない」と感じられる分野ではないでしょうか。
しかし実際には、咬合学の基本はすでに1980年代の時点で確立されており、ピーター・ドーソン先生によって2000年までに十分な検証が重ねられました。その成果により、現在では一般開業医でも安全かつ再現性の高い咬合治療を、シンプルな方法で行えるようになっています。
さらに近年の研究では、歯科疾患の初発原因のおよそ8割が咬合に起因することが明らかになっており、包括的な医療を実践するうえでドーソン先生の咬合理論――PMS理論を発展させた体系――は、もはや不可欠なものとなっています。
今回の講演では、この理論を「PMSD理論」とも呼べる形で整理し、臨床に直結する実践的な内容として米国パンキーインスティテュート協力医の実藤敦先生に解説していただきます。
特に咬合を苦手と感じている先生にとっては、目から鱗が落ちるような学びとなるはずです。
ドーソン法による誘導法など、明日からすぐに臨床に応用できる知識をお届けいたします。
こんな方におすすめ
👉 咬合理論を体系的に学びたい
👉 ドーソンテクニックについて知りたい
👉 臨床的な咬合治療に取り組みたい
講義目次
ドーソン咬合理論の定義と背景
咬合の基本的な考え方と診断ステップ
歯科疾患と咬合の関係
包括的臨床の為の活かし方と注意点

講師紹介
実藤 敦
米国パンキーインスティテュート協力医
大阪歯科大学卒業後、大阪歯科大学付属病院口腔診断科臨床研修医入局。ジツフジ歯科医院開設し院長を務める。米国パンキーインスティテュート協力医、米国レーザー歯科学会認定医、日本歯科人間ドック学会理事・同認定医。著書・講演に「歯科自由診療の要諦」「究極の自由診療 講演会」「自由診療開業6ヶ月コース」など多数。