治療中、患者の顎が外れたら…焦らずに整復できる自信はありますか?
歯科医療従事者である以上、必ずどこかで出会ってしまう上に対応が難しいのが、この顎関節脱臼です。
代表的な徒手整復法として、Hippocrates法を皆さんご存知でしょう。
「患者の前方に立ち、下顎大臼歯部と下顎下縁に指を置いて整復する」。
実はこの知識だけでは、いざ整復を迫られたときに上手くいかず、冷や汗をかくことになります。
整復を成功させるには、手指のポジショニング、下顎の動かし方、そして意外と知られていない患者との協力など、押さえるべき要点があるのです。
また、突発性の脱臼の整復だけでなく、習慣性脱臼への対処も求められます。
患者にはどのように指導すべきか?そもそも根本的な治療はどうすれば?適切な対応が必要です。
このセミナーでは、「GPが顎関節脱臼に直面しても困らない」ことを目標に、整復の手技のコツから、患者指導のポイント、さらには口腔外科へ紹介する症例の見極めに至るまで、医科歯科大口腔外科・依田教授にレクチャーして頂きます。
顎関節脱臼の対応は、これでバッチリです。
こんな方におすすめ
👉突発性脱臼の整復法を身に着けたい
👉習慣性脱臼の対応法が知りたい
👉紹介するかどうかの見極めが出来るようになりたい
講義目次
GPが対処する顎関節脱臼
鑑別診断のポイント
整復の手技の勘所
日常的に顎が外れやすい患者への対応
紹介すべき症例の見極め
東京医科歯科大学歯学部長・大学院医歯学総合研究科顎顔面外科学分野教授。日本顎関節学会理事長。東京医科歯科大学歯学部卒業後、歯学博士取得。同大学院助教、東京大学医学部顎口腔外科・歯科矯正歯科講師、埼玉医科大学口腔外科学教授を経て現職。広島大学歯学部客員教授、埼玉医科大学医学部客員教授。著書に「新編 チャートでわかる顎関節症の診断と治療」、「新編すぐわかるカード式 歯科治療に必須の全身リスク診断と対応」等多数。