「深在性う蝕」をどう攻略するか？

深在性う蝕攻略の鍵は露髄させないことだけではありません。

歯髄に近接した深在性う蝕は歯髄に影響を及ぼしている可能性が高く、「露髄してないから保存処置で大丈夫」とはならないのです。

しかしレントゲン検査や臨床症状を用いても治療法の選択は難しく、ガイドラインにもあるように十分なエビデンスはないとされているのが現状。実際の臨床でも経験則から治療法を決定されている方も多いことでしょう。

「う蝕とはどんな病気なのか」という点から考え、なぜ残しても良いのか・どこまでは除去しないといけないのかの判断基準を考察していきませんか？

このセミナーでは「深在性う蝕」をテーマに、う蝕の原因・病態など基礎的な項目から、う蝕治療の概念とその限界や保存療法を行うための診査・診断、う蝕の一部除去法を行う際の除去の目安など臨床的な内容にいたまでを 徳島大学歯学部名誉教授 松尾敬志先生に解説していただきます。

「う蝕はどこまで除去していいの？」

う蝕についての基本的知識を深め、予知性を有する治療を目指しましょう。