歯科口腔領域と密接に関与しているといわれる、「いびき」や「睡眠時無呼吸」などの呼吸障害。
近年では関連分野の研究も進み、臨床家の間でもさらに関心が高まっています。歯科医院はこれらの呼吸障害の早期発見に大きな役割を果たしますが、GPにおいて正しい知識が広まっているとはいえないのが実情です。
いびき自体は誰もがかくものであり、それ自体は病気ではありません。しかし、慢性的ないびきを放置することで、睡眠時に一時的に呼吸の停止する睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、寝不足や集中力の低下の原因となります。また放置すると心疾患、脳疾患のリスクが著しく増加します。
このセミナーでは「いびきを科学的に理解し、歯科医療従事者がどう対応すべきかを理解する」ことを目標とし、呼吸器系の基礎的な知識、いびきのメカニズム、危険ないびきの見極め方、歯科医院で求められる対応について 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯学系専攻器官システム制御学講座統合呼吸器病学講師 立石知也先生に解説していただきます。
一般開業医における歯科医師に必要な「いびき」に関する知識が身につくセミナーです。