ネット予約をめぐって、「オーバーブッキングが不安で、導入に踏み切れない」「運用を始めたものの、一部の枠しか開放できていない」「急患を入れる余地がなくなってしまった」といった悩みを抱えている院長は少なくありません。
導入前か導入後かで形は違っても、突き当たっている壁は同じです。
どの診療を、どれだけ、誰に開放するのか。その判断がつかないまま、最小限の運用にとどめている医院は多いのではないでしょうか。
予約システムの機能比較や導入事例を調べても、そこまでは書かれていません。
どの製品にどんな機能があるかは分かっても、自院の診療をどう枠に落とし込むかは、なかなか現場の実務に結びつきづらいのが実情です。
枠の設計を決めないまま運用していると、診療時間外に生まれるはずだった予約を取りこぼす一方で、当日の診療は押し、無断キャンセルへの対応も受付の経験則に委ねられたままになります。
システムを入れ替えても、この構造は変わりません。
だからこそ、システムを選ぶ前に、あるいはいま使っているシステムの中で、「どの枠を、どれだけ、誰に開放するか」を決めるための判断基準を持つことが重要です。
本セミナーでは、「ネット予約のススメ」をテーマに、予約枠の設計からオーバーブッキングの防ぎ方、担当制との両立、予約後のコミュニケーション設計までを、歯科医院へのDX・AI導入コンサルティングを手がける、株式会社デンタル・デジタル・ウェルビーイング代表取締役の高野 祐先生に解説いただきます。
メニュー選定・時間標準化・バッファ設計・ポリシー提示という4つのステップを軸に、所要時間が読める診療から段階的に開放していく手順を整理。
あわせて、現場で実際に起こりがちな失敗のかたちについても具体的に取り上げます。
また、オーバーブッキングを「自院の予約台帳が、チェアで区切られているのか、担当者で区切られているのか」という前提から捉え直し、台帳が管理していないほうの資源にこそ問題が生じるという視点を提示。
開放枠の上限設定や予約の締め切り時刻、チェアとスタッフを分けたリソース管理といった、運用ではなく設計で防ぐための具体策を解説いただきます。
さらに、指名枠と自由枠を分けて担当制を維持する方法や、歯科衛生士・受付がどう動くと運用が回るのかというチーム体制の考え方についても紹介。
事前問診やリマインドによる無断キャンセル対策、しばらく来院のない患者が戻ってくるための導線づくり、予約データを経営判断に用いる際に見るべき指標にまで踏み込んだ内容となっています。
「これから導入するにあたって、判断の軸がほしい」「入れたものの、うまく使いこなせていない」という先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 ネット予約の枠設計と、オーバーブッキングを防ぐ判断基準が知りたい
👉 担当医・担当歯科衛生士の指名制とネット予約を両立させる方法を学びたい
👉 無断キャンセルを減らし、予約データを経営に活かす視点を身に付けたい
講義目次
ネット予約が医院にもたらす価値と、開放率を上げることの意義
予約枠設計の4ステップと、開放するメニューを見極める判断基準
予約台帳の区切り方から捉え直す、オーバーブッキング対策の手技・手順
担当制・チーム運用と、中断患者の復帰を見据えた枠づくりの留意点
事前・事後コミュニケーション設計とデータ活用に至る実践
講師
歯科医師/株式会社デンタル・デジタル・ウェルビーイング 代表取締役 2013年、岡山大学歯学部卒業。姫路の歯科医院勤務を経て、2018年に大手医療法人(大阪・兵庫に17医院)へ入職。2021年、同法人の分院を開院し院長に就任。マネジメント未経験、スタッフ全員が新規採用という状況から、院内のデジタル化に取り組む。現在は歯科医師として診療にあたる傍ら、株式会社デンタル・デジタル・ウェルビーイング代表として、歯科医院専門のDX・AI導入コンサルティングに従事。院内情報ポータルの構築、業務プロセスの最適化、データ活用支援などを手がける。歯科特化型AI学習e-learningの監修のほか、企業・スタディグループ・医院内セミナーでの講演多数。