日常の臨床において、クラウンやブリッジの予後を大きく左右する支台歯形成は、遭遇する頻度も高く、非常に重要なステップです。
しかし、基本的な理論や手順を頭では理解していても、実際の臨床現場では「どのバーをどのように当てるべきか」「マージンの明瞭性をどう確保するか」といった具体的な判断に迷う場面は少なくありません。
書籍や論文を読み進めても、基礎的な術式は理解できますが、実際の生体内での操作や術者の細かな手の動き、こだわりといった部分は可視化されにくいため、自身の臨床に落とし込みづらいと感じる若手歯科医師も多いのが現状です。
だからこそ、単に手順をなぞるテクニックの習得にとどまらず、臨床のエキスパートがどのような意図を持って操作しているのかという、明確な判断基準を学ぶことが重要になってきます。
本セミナーでは、「小川洋一の支台歯形成」と題し、エキスパートに学ぶバーの選択から美しい形成のテクニックについて、日本顎咬合学会指導医の小川 洋一先生に解説いただきます。
講義では、美しい支台歯形成を行うための基本的な考え方の整理から、臨床現場で迷わないためのバー選択の基準、そして具体的な手技のポイントを中心に解説。
さらに、「なぜその操作を行うのか」という術者の思考プロセスにまで踏み込み、感覚に頼らない再現性の高い形成テクニックについても紹介いただきます。
実際の臨床経験に基づいた実践的なTipsを学ぶことで、自身の臨床における支台歯形成の精度をより高めることができる構成です。
日々の支台歯形成において、再現性や精度を向上させたいと考えている先生や、バー選択や手の動かし方に明確な基準を持ちたいと悩む先生におすすめの内容です。
こんな方におすすめ
👉 支台歯形成におけるバーの選択基準や具体的な手技のポイントを学びたい
👉 エキスパートがどのような思考プロセスで形成を行っているのかを知りたい
👉 日常臨床での支台歯形成の再現性と精度をさらに高めたい
講師
1990年明海大学歯学部卒業。河津歯科医院勤務、国際デンタルアカデミーでの研修等を経て、1997年に小川歯科医院を開業。2010年に東京ステーション歯科クリニックを開業(2023年に現在の東京駅前に移転開院)。
現在は同クリニック院長として臨床の最前線に立つ傍ら、明海大学歯学部客員教授・臨床教授、松本歯科大学臨床教授を兼任し、後進の育成に尽力している。科学的根拠に基づいた高精度な治療にこだわり、これまで50編以上の論文発表や2冊の著書を執筆。国内外での学会発表・講演実績は100回を超える。院内にはオペ見学スペースを兼ねた研修室を併設し、若手歯科医師への実技指導や国際的な技術交流など、歯科臨床教育の充実にも精力的に取り組んでいる。