小児矯正の肝となる側方拡大に用いる装置には様々な種類があり、年齢などの因子に応じてそれらを使い分ける必要があります。
そのためには小児の顎の成長のメカニズムや影響する要素について理解しなければなりませんが、なんとなく難しいと感じている先生や矯正治療に落とし込めないでいる先生もいらっしゃのではないでしょうか?
また、すでに活用されている先生の中には装置の調整法や経過観察のポイントなどより具体的な内容を学びたい・今の自分の考えが正しいか答え合わせをしたいという方も多いと思います。
このセミナーでは「床矯正装置と機能的矯正装置」をテーマに、両装置の基本的な特徴と臨床における役割を整理し、どのような症例に適応し、どのタイミングで移行すべきかを実際の症例を通して具体的に、日本小児矯正研究会主任指導医の花田真也先生に解説していただきます。
治療計画の立案や保護者への説明のポイント、臨床で陥りやすい課題とその対処法についても取り上げていただきます。
装置の特性を理解し適切に選択・活用することは、安定した治療結果と患者満足度につながります。
これから床矯正や機能的矯正を取り入れたい先生方から、日常臨床をさらにレベルアップさせたい先生方まで役立つ内容です。
こんな方におすすめ
👉 床矯正・機能矯正の違いと特徴が知りたい
👉 装置の扱い方と症例選択を身に付けたい
👉 ワイヤー以外の矯正のポイントを学びたい
講義目次
床矯正装置の特性と適応
機能的矯正装置の特性と適応
治療経過における装置移行の考え方
症例から学ぶ臨床応用
保護者への説明と協力度向上の工夫
治療で直面しやすい課題とその対応
一般社団法人日本床矯正研究会・理事長。広島大学歯学部卒業後、はなだ歯科クリニック開業。2003年に医療法人化し理事長就任。小児期の歯列不正に精通し床矯正の知識を広めるセミナーなど多数開催。これまでの床矯正治療は4,000症例を超える。