拡大視野を得ることは、診療精度の向上や疲労軽減につながり、日常臨床の質を大きく変える可能性を秘めています。
しかし、倍率や視野の広さ、重量、作業距離、照明との組み合わせなど、購入前に考慮すべき要素は多岐にわたり「どれを選べばいいの?」と悩まれる先生も多いのではないでしょうか?
また先生の中には「思っていたより見えなかった」「頭が重い」などなんらかの理由で使用を断念された方もいることでしょう。
このセミナーでは「ルーペの選び方」をテーマに、双眼ルーペの基本的な構造と特徴、各機種ごとの臨床シーンに合わせた最適な選び方を具体例を交えながら、春日歯科医院 春日太一先生に解説していただきます。
さらに、初心者向け・衛生士向けの製品の選び方の提示や、実際の使用体験や商品比較を通して、導入の際に迷いやすいポイントの説明もしていただきます。
これからルーペ導入を検討する方から、買い替えを考える方まで幅広く役立つ内容です。
こんな方におすすめ
👉 ルーペの導入を検討している
👉 肉眼での治療の限界を感じている
👉 購入の決め手となるポイントが知りたい
講義目次
双眼ルーペの基本構造と臨床的メリット
倍率・視野の違いと選択の基準
ルーペの形態による特徴と商品比較
照明や録画器具との組み合わせによる診療効率化
導入から活用までのステップと注意点
日本歯科大学生命歯学部卒業。現在、実家の長野県にて地域歯科医療に従事の傍ら、島根県で社会人大学院生としても在籍し、更に関東圏での臨床経験も重ねている。臨床においては「拡大診療」を基本理念とし、双眼ルーペやマイクロスコープを活用した精密治療に加え、XR技術(Extended Reality / Cross Reality)を応用した先進的な取り組みにも注力している。双眼ルーペは日常臨床以外でも、訪問診療や海外ボランティアなど機動性が要求される場面で特に重宝している。著作としては、『Surgitel 使ってみたい歯科のベストアイテム2021』(デンタルダイヤモンド社、2021)、『XR技術を応用した歯の移植の可能性と未来への展望』(『歯界展望』2025年11月号掲載予定、医歯薬出版)など多数。